追悼 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

大TOKYOしみじみ散歩日記

お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います

作家・戯曲家で私を楽しませ、導いてくれた
井上ひさし さんが亡くなられた
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『頭痛肩こり樋口一葉』『闇に咲く花』『きらめく星座』などなど、二十代から観始めた舞台の多くが氏の主宰する
(こまつ座)作品だったし

子供の頃に楽しんだテレビ番組の多くに、氏の言葉が踊っていたらしい。
『ひょっこりひょうたん島』は有名だけど
『花のピュンピュン丸』や『ひみつのアッコちゃん』に関わっていたのを知ったのは、四十も越えた頃だった。

幾度も読み返している小説では
『戯作者銘々伝』
『不忠臣蔵』
などの時代モノが私の好みで
数年前に大作『四千万歩の男』を読み終えた充足感は忘れられない。

映画の世界では主に原作者としてクレジットされる事が多いけど
山田太一や山田洋次等と共作した
『キネマの天地』
などもあるのだ。
『平成狸合戦 ぽんぽこ』にも資料提供等でクレジットされているしね。

私の趣味や楽しみばかりか、思索の大事な部分も大きく影響を受けた
大切な人の死は…

また私を老けさせる。

さようなら、井上ひさし先生