昨日、今後の治療方針の意向を伝えるため、一か月ぶりに病院へ行きました。
この一か月は、人生初？？？っていうくらい、悩みまくりました
前回のブログに書いたような内容のことを悶々と考え、迷いに迷いました。
毎日毎日そのことで頭がいっぱいでした。
今までの大抵の悩みは、自分の中ですでに結論が出ていたり、誰かに悩みを打ち明けているうちに考えがまとまり解決したりのパターンが多かったのですが。。。
今回ばかりはどちらも正解！と思え、どちらかを選ぶともう一方が恋しくなる。。。の堂々巡り
この一か月の間に、両親に手術の報告をするために２年ぶりに実家に帰り、３年ぶりに地元の友人と会い乳がんのことを初めて友達に話し、来月会う予定だった知人の突然の死の知らせが入りショックを受け、葬儀に出席して懐かしい人たちと会い、話し、命について改めて考えさせられ・・・と色んなことがありました。
結局、人に話しても相手のリアクションなどにより、気持ちがコロコロ変わり、心の振り子は毎日毎日ユラユラ揺れっぱなし
とうとういつまでもウツウツ、イライラしている私を見かねて、「もうゴヂャゴヂャ考えずに先生の言うとおりにしろ～！自分の人生を自分でコントロールしようとするなぁ～！！今の流れに乗れ～！！！」との数日前の夫の一言で、
●放射線は受ける
●ホルモン剤も数か月飲んでみて副作用に耐えられそうなら飲み続ける。辛い時は主治医に相談する
という結論にやっと達しました。
ということで、それからは保険のことを調べたり、放射線に通うなら今度こそパート先に病名を言わなきゃいけないし、できるだけみんなに迷惑をかけないような通い方を考えたりすることに費やしておりました。
ちなみにダメもとで調べてみると、私が入っている生命保険は、放射線がトータル50グレイ以上ならば手術とみなされ保険金が出るというものでした。
ただし、初めて放射線をした日に入院していることが条件なのです。とにかく入院が伴わないとお金がでない！！イマドキ古ッ！！！
せっかく今までコツコツ掛けつづけてきたのだから是非保険金を手にしたい！
一泊二日でいいから入院させてもらえないか先生と交渉してみよう。。。
でも放射線治療を受けるのは、いつも満床の主治医が本来お勤めの大学病院。
保険金のためにそんなことさせてもらえるのかな？そんな理由でベットをおさえるのはダメかしら？？？
なんてことを考えつつ病院に到着。
今日はしっかり先生の目を見て、とびっきりの笑顔で「先生を信頼して、治療をお任せします
」って言おう
（いつも挙動不審のため・・・）とシュミレーションしつつ、何度もトイレに行ってはお化粧を直して、笑顔の練習をして、まるでデートの待ち合わせをしているかのような気持ちでドキドキと名前が呼ばれるのを待ちました
そして・・・
やっと名前を呼ばれ入室。
シュミレーション通り、とびっきりの笑顔で「こんにちは。よろしくおねがいします
」と言ったのに、アレレ？先生こちらを見てくれない
今日は、ご機嫌悪いのかな？一気ににテンションが下がるワタクシ
先生はパソコンに向かって、ワタクシが先日電話でお願いしていたパート先へ提出する診断書を作成中。
ちょうど入院中にパートの健康診断があり、今回私は受けられなかったため、血液と、尿と、レントゲンの検査の結果を提出してほしいと言われていたのです。
あくまでも欲しいのは血液とか尿とかの結果で、ガンについての診断書が欲しいわけではないため、できればガンについては触れないで欲しいと頼んでいたのです。
で、先生はパソコンを見たまま、「変わりはないですか？」「ウデは上がりますか？」「文面これでいいですか？」の淡々とした質問３連発。
先生にとっては、私の今日の来院目的は診断書を受け取ることであると思っておられる様子。
きっと、前回治療を断った時点で、先生の中では治療拒否のワガママ患者確定～！となっていて、もう先生も治療をしないことを了承済み？っていうかすっかり諦めてて、その話はこれ以上する気はありません
って感じられる、居心地の悪いビミョーなかたい空気が漂う診療室。
あれ？あれれ？
てっきり、あれから悩んでどうするか決心がつきましたか？と質問されるものだと思っていたよ～
想定外の展開に、さっきまでのシュミレーションはどこへやら。。。
頭がフリーズしちゃって、「先生にすべてお任せします」「放射線もします」「ホルモン剤もガンバリマス」の言葉がどうしてもどうしても出てこない。
そして、先生が治療方針について何にも触れないのをいいことに、「無治療決定～！ワーイ！！自由だ～！！！」
とバンザイしている小さい自分が私の中を駆け巡っているのを感じる。
「再発防止の治療をやります」っていう言葉はきっぱり封印されてしまっているのか何故だか言葉も、声も出ない！！
頭ではどうしようどうしようと焦り、戸惑う中、『これで後悔しないのか～？いいのか～？』との声もどこからか聞こえてくる。
心の中で一人プチパニックしてる間に、次は「半年後で良いですね～」のとどめの一言。
そして、それに対し、心の焦りとは裏腹に、元気よく「はい
」と答えてしまっている自分。
今、「はい」っていったの誰ですか？状態。
『あ～～～。ラストチャンス逃しちゃったよ～～。あちゃ～』の声と『良いんですよ！これで！！これがあなたの運命の流れです！』の声が入りまじり、あっけなく３分診療で終了～～～。
先生は、最後にやっとこちらを見て「もし何か変化が出てきたらすぐ来てくださいね」とは言ってくださった。
やっぱり優しい。。。ありがたい。。。
患者会で出会った方々からは、先生が示す治療方針を拒絶したら、転院を勧められたり、怒鳴られたりしたと聞いていたから、ジプシーにならずに済んで感謝です。
しかし、それにしても自分の対応に愕然。ボー然
淡々と、流れるような３分間だったけど、言おうと思えば「治療受けます！！」っていうチャンスは確かにあった。
先生がめずらしくこちらを全く見ようとしなかったのは、先生もワタクシから「やります！」と言い出すのを密かに待っていたから？という気もする。。。
でも、私は無治療を決めたような態度で振る舞ってしまった。
一か月もイロイロ悩んだけれど、これが私の本心なの？
なんだ？？？このヘタレな展開。流れに任せまくった信念のない展開。。。
どうしますか？って聞かれなかったから言わなかったって・・・それって大人としてどうなのさワタクシ？？？
でも、癌から解放されスッキリしている自分も確かにいる。
これから放射線をはじめるのならば無理だよね。。。と泣く泣く諦めていた、結婚１０周年の旅行も何とかギリギリ今年中に行けるように昨日の帰り道に勢いで申し込んじゃったし。。。
なんか心と体と頭が分裂しているような不思議な行動。
頭で思っていることと違うことを口が答えているし、体は旅行会社へ向かってるし。
ナンジャこの心境＆行動？？？
旦那に顛末を話したら、ブツブツ文句言われた挙句、「あ～あ。せっかく良い先生なのにこれで見放されたな～。」と言われ、ショック倍増。昨日一晩はウジウジして、やっぱり今からでもやりたいです！って言うために予約取ろうかなと思ったけれど。。。。
今日仕事に行って、ﾌﾞﾛｸﾞを書いて、リセットした今は・・・
もうこうなったら、腹を据えて引き続き『我が道』を満喫してやるぞ
ガンのことは忘れて、好きなものを食べて、好きなことをして、でも今まで学んだことも活かしつつ体も大事にして。。。
嫌なことはしない。ストレスは極力ためない。ショーモナイことも平凡な日常も楽しんで自分を解放して生きる。
自分を責めない。ダメな自分でＯＫ！！ダメな自分を受け入れる。
こんなことを心にとめつつ気楽に生きるぞ～～
それでもやっぱり、再発への恐怖が膨らんできて身動きがとれなくなるようなら、その時に放射線を再検討したらいいだけだ！
と開き直っています。
これって、投げやりっすか？？？
とりあえず、これからは本能のまま生きてやる
こんな成り行き任せの適当人生でいいのかどうかはわかりませんが、正直もう悩むのに疲れた～～～！！っていうのが本音。脳みそ限界。。。
今、頭の中には、「これでいいのだ～。これでいいのだ～」とバカボンの歌がリフレインしています。
こんな私がﾌﾞﾛｸﾞ村に参加するのは、皆さんの頑張りの足を引っ張るようで、ご迷惑な気がしますが。。。
中途半端なままの振り返りを完成させるまでは、当面参加させて頂こうかと思っています。
よろしくです。。。
以前のように代替療法で治すぞ！というような気力も信念もないまま、成り行きで無治療を選択しちゃったわけですが。。。
くれぐれもマネしないようにしてくださいね。。。(そんな人いないっつ～の！）
今は、病理検査結果で非常に大人しいことが分かった今回のガンちゃんのカケラがまだ残っているのだとしたら、これからもず～っとずー～っと大人しくしててくれることを期待するばかりです。。。
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