9月8日のコト。子ども達を連れて実家に寄って、下の子二人と遊んでいたとき、ある人物(小学1年生)が妙に静か・・・。

こういう時は何かイタズラをしていることが多いので様子を見に行くと、お金(硬貨)で遊んでた。ニヤニヤして・・あせる

「そのお金どうしたの?」
「拾った」
「どこで?」

とありきたりなやり取りをしているとばあちゃん(私の母)が部屋にやってきて開口一番

「お金をいじったら(触っていたら)汚いからやめなさい!!」

と言った。

「お金はいじってたら汚いんだよ。」と私。

その時は拾ったお金を交番に届けよう!ということで話は終わり、拾得物として息子はお巡りさんに届けました。

翌日9月9日、ふと思った。

「なんでお金をいじったら(触っていたら)汚いんだろう?」

私は息子にそう話したけれど、私自身小さい頃から私の祖母にそう言われてきた。

確かに硬貨を触っていると金属臭が手についたように感じる。

祖母は(かなり)潔癖症傾向があり、なんでもすぐ「汚いからやめなさい」という。

祖母曰く、お金はいろんな人が触っているから汚いのだそうだ。だから必要以外に触ってはいけない。

私の母の生家もそうだったのか、嫁いでからそうなったのか知らないが、「お金を用もないのに触ったら(汚いので)いけない」と思い込んでいる。当然父も。
私もそう思い込まされてきた。

冷静に考える。 お金って汚いという表現は適切なの?
汚くない。 汚くないんじゃ・・・ え~~っ?

本田健さんの本や成功系の本には、お金に関する間違った、ネガティヴな感情について書いてあるけど、私はお金を大事にしているし、感謝してるし、豊かになることは悪いことと思ってないし。

でもお金を触ったら汚いって思ってたんだ。これじゃお金は私のところに来たくないんじゃない??
なんと!!意識してなかったから全然気づかなかった。

どうしてふと気づいたのかもわからない。
でも私の目からウロコが落ちたのだ。

息子はこの硬貨(500円玉2枚と50円玉1枚と1円玉2枚)を神社前で拾った。学校から児童クラブにいく時にいつも降りる停留所をたまたま乗り過ごして次の停留所で降り、歩いているとピカピカキラキラ光るものが見えて、近づいてみたらお金だったのだ。

おかげでお金にまつわるネガティヴな感情を自分が刷り込まれていたということに気づき、あやうく次世代に引き継ぐところだったのを防げた。
ありがとう!息子よ!!

でも、我が家だけで通用する教えだったのかな?

お金を必要もないのに触るという行為は、単に人の手を介しているという衛生面だけで禁止していたのだろうか?

用もないのにお金を触っているとお金に意地汚いというか、さもしい人間と思われるというのが根底にある気がする。

私の生家は自分が大変でも人が困っていたら手を差し伸べ、清貧が良い的な教えがあった。

清貧ではなく、豊かさを循環して脱!貧困をテーマにアフリカに乗り込みたい私は、自分の刷り込まれたイメージを変えることができて本当によかった。