○2009年3月28日(土)
さて、会場探しの方針も見えてきて、スッキリした私たちです
この日は、午後からみなとみらいのシンボルともいえるホテルへ最後の会場見学のつもりで予約を入れていました。
その前に仮予約中のホテルへ詳細な見積もりを作ってもらうための二度目の見学をしに行きました。
そもそも、仮予約中のホテルでほぼ決定と思っていたのですが、せっかくならもう一つくらいみなとみらい地区のホテルをみてから決めたいという私の要望と、「どうせ横浜なら、有名なこのホテルで挙げて欲しい」という彼のご両親からの要望もあり見学を決めました。
私としては、仮予約中のホテルは雰囲気は抜群で文句なしだったのですが、窓がない会場という点が非常に気になっていました。
その点、最終見学に行くホテルは、チャペルも披露宴会場も窓があり、海の見える会場が多かったので、値段を見て良かったら、そちらにしようとまで思っていて期待大だったのでした。
しかし、今日私たちに大問題が勃発するのです・・・・
それは午前中に、仮予約中のホテルへ見学に行き、詳細な見積書を出してもらった後のことでした。
もともと、彼との話合いの中で、『仮予約中のホテルが1番いいね』 とは話していたのですが、最終見学するホテルの前に見学に行くので、その場で即決出来ないのは申し訳ないなぁ・・・なんてことも話していました。
そんな話のまま、見積書を再度作ってもらい、彼とふたりで「まぁ、こんなもんかな・・・」と確認し終わった直後、なんと彼がいきなり、
「ここで契約します」
っていってしまったんです
私はとなりでビックリしてしまい、「なんで決めちゃうの」という気持ちでいっぱいになってしまいました
けれど、担当の方がすごく喜んでいるのを見て、『もう一度考えさせて下さい・・・』とはとても言えず、どうしたら良いんだろう・・・って気持ちでいっぱいのまま契約書にサインをしました。
ホテルを後にして、お昼ご飯を食べに入ったお蕎麦屋さんで、彼のご両親の期待に応えられなかったなぁ・・・という気持ちと、なんで最後まで決断を待ってもらえなかったんだろう・・・という気持ちがこみ上げてきて、こらえきれず涙がポロポロこぼれてきてしまいました
そんな私を見て彼がビックリして「どうしたの?」と聞くので、私の素直な気持ちを伝えました。
私にとっても仮予約中のホテルは、とても素敵で気に入ったホテルでしたが、最後の会場を見てそれでも、”ほんとうにここが一番良かった” という気持ちが固まってから契約をしたかったんです。。。
そう伝えると、彼は「○○(私)が一番気にいってたから、喜ぶかと思って・・・」と言いました。
彼自身も一番気に入った式場というのもあったそうです。
それを聞いて、いつも私のことを思ってくれる悪気のない彼だからこそ、私としても一方的に責められないと思いつつも、やり場のない気持ちにますます涙があふれてしまいました。
彼も喜んでくれるはずの私が涙してるので、とても落胆しているようでした。
「俺、キャンセル料払ってキャンセルしてくるよ」とまで言ってくれたのですが、キャンセル料もかかるし、私にはそこまでする勇気もありませんでした。
もちろん、次の会場が気に入らなかったり予算オーバーだったりするのであれば、何の問題もないのです。
ただ、その逆だったときには・・・残念ですが気に入ってもあきらめるしかないのです
そう思うと、一生懸命リサーチを重ねた自分の努力も、予約を入れた手間ヒマも全て無駄だったんだな~とどうしても思ってしまったのでした。
予約の時間までまだ2,3時間あったので、ふたりで横浜の街をぶらぶらとしていました。
私も彼に責任を感じさせないためにも、明るくいつも通りにしなきゃと思っていたのですが、どうしても気持ちが落ち込んでしまって元気が出ません
二人とも無言のまま、手をつないでただただ歩いていました。
するとずっとそんな状態の私を見かねて、道路の信号待ちをしているときに、彼が突然
「一生に一度しかない大切なコトなのに・・・一生懸命頑張って色々調べてくれたのに・・・それなのに俺が勝手に決めて全部を無駄にしちゃって、ほんとうにほんとうにごめんね」
といって、目にいっぱい涙を貯めていました。
さらに、「○○(私)がかわいそうで見てられない」と言って肩をガックリと落としています。
私はそれをみて、また涙がボロボローっとあふれてきてしまいました。
「いいんだよー、一目見て気に入ったんだから、きっとあのホテルで良かったし間違いはないんだよ~」といいながら、二人でメソメソと歩いていました。
(私たち、ただのバカップルですね)
けれど、そのときにフッと気持ちが軽くなりました
「この人となら、きっとどこで結婚式を挙げても私は幸せだろうな~」 ってそう思ったんです
早とちりとはいえ、それでも私のコトを考えて色々とやってくれて、私のことを思ってほんとうに肩を落として後悔している彼を見て、私ってほんとうに大切に思われてるんだなーって実感したのです。
それと同時に、結婚式って箱も大事かもしれないけど、やっぱり一番大事なのは結婚する本人同士の気持ち(箱の中身)だなーって思ったんです。
大切なことを見失うところでした
そのあと、見学予約をしたホテルを見にいき、窓のあるチャペルに披露宴会場は本当に素敵ではありましたが、もう大丈夫
私の気持ちはしっかりと契約したホテルで決まっていたのでした
(契約したホテルもほんとうに素敵なので、今は行くたびにウキウキしています)
そんなこんなで、最後の最後にトラブルもありましたが、
パンパシフィックホテル横浜ベイホテル東急
で2009年9月19日に挙式をすることに決定いたしました
もう決定から1ヶ月以上も経ってしまっているのですが、思い出しながら書いていて、ほんとうにいい思い出の一日になったなぁ・・・と思います。
この気持ちを忘れずに、素敵な結婚式を彼と二人で創り上げて行きたいと思います
長い長いレポにおつきあい頂いて、ほんとうにありがとうございます