~阪神大震災21年~
心の爪痕 演じる 生死分けた友 悩み超え
以前からブログを読んで下さった方はご存知かもしれませんが、
私がフェイクスイーツを始めたのは
高校時代から続けている舞台の、
小道具(ホールケーキ)作りがきっかけでした。
新聞で取り上げて下さったのは
あの時の高校生が今、どのように生きているか
といった特集でした。
どのようにお伝えすれば良いのか
今でも迷っていますが、、
自分の道に進もうと決断した大きなきっかけですので、お伝えしたいと思います。
私は震災の3日前に泊まりに来た友人を亡くしました。
途中まで、朝日新聞デジタル版でお読み頂けます。↓
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高校1年の1/14, 私の家でのお泊まり会。
寝る前に散々迷ったあげく
友人が寒かったらかわいそう
とエアコンのスイッチをつけたままにした為
翌日、彼女も私も体調を崩しました。
その2日後の震災当日 朝5:46、
彼女は風邪で2階で寝たまま
天井の梁が落ちて来て亡くなりました。
普段なら吹奏楽部の朝練で起き
1階で朝食を食べているはずだった友人。
片や熱を出して、珍しく両親と共に寝た私は
家が全壊ながらも助かりました。
普段、私が寝ていた自分の部屋の寝床には
天井までの高さの巨大本棚が倒れていたそうです。
普段通りの場所で寝ていたら
無事であるわけがなかったのです。
自分のせいで彼女が…
誰にも言えないまま高校時代を過ごし
芝居に打ち込むことで
罪滅ぼしをしているかの様に自分を騙し
その後も毎年の震災報道には耳を閉ざし
東北の震災では震えが止まらず
何もできない自分にさらに自信を亡くし
芝居とフェイクスイーツに打ち込む事で
あのことから自分を極力遠ざけていました。
そんな中での今年の新聞取材。
母校・神戸高校演劇部時代の活動場所、屋上
前に進まねば、という想いからお受けしました。
何十時間にも及ぶ赤井記者さんの質問に
徹底的にあのことと向き合わされました。
『今』を取り上げて頂く程の
生き方をしているのか私。
いつ何があるかわからない
生かされた命で、精一杯の事をしているのか私。
天国の友人が納得するのか今の私。
そんな事をぐるぐる考え続けた今年1月でした。
父親も4年前の冬に急死しました。
『綾、公演頑張っといで、元気でな』
と芝居の公演直前に実家から送り出してくれた父は
公演初日の朝に運ばれ、意識が2度と戻らず
その後亡くなりました。
フェイクスイーツを始めた事すら知らない父。
本当にいつ何が起こるかわからない、
大事な母親だっていつ何が…
取材から1/15の掲載にかけて
そんな想いを持ちながらも頭でっかちで何も行動できず、
何という2016年の幕開けかとさらに沈み、
委託先様への納品期限も伸ばして頂く始末。
何か一つでも自分との約束を守ろう
とまず始めたのが、ブログ毎日更新でした。
当初の目標、21日間更新を達成し(少ないですね^^)
阪神百貨店やまでみゅ~さんの販売も
お越し下さった皆様のお陰で完売し、
少し自信を持てた3月
いよいよ、自分の思い描いている道へ
進む決断をしました。
もう二度と後悔したくないのです。
父親にあれもこれもしてあげられなかったと思った時の様に。
昨年より新たな場所へ出かけ沢山のご縁を頂けた事で
フェイクスイーツに興味を持たれながらも
習うきっかけが無い方がいらっしゃる事を知り、
初めてフェイクスイーツを作られた方から、心からの笑顔で
『楽しかった!また作りたいです!』とのお言葉を頂き、
私はそんなお声を頂けてレッスンがますます楽しく幸せと充実感を感じ、
フェイクスイーツ作品が必要とされる場所はまだまだ沢山あると気付く、
たまたま、レッスン場所の確保できる家に引越して来た、
もう教室をしない理由は無いと思いました。
非常に重~いきっかけからなのですが^ ^
友人と父の死から
新聞掲載によりあらためて自分と向き合い
夢を現実にしていく事を決めました。
周りで支えて下さる方、ブログの読者様
作品を好きでいて下さるお客様、家族、
私と関わって下さる皆様のお陰で
踏み切ることができました。
ありがとうございます。
お越し下さる方にはただただ楽しい時間を過ごして頂ければと願っています(#^.^#)
最後に。
熊本で被災された方が
一刻も早く、安心した場所で眠れる日が訪れます様に。
私にできることを考え行動します。
非常に長くなりましたが
最後までお読み頂きありがとうございました。
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5/14(土)開講
初心者様向け❤︎
可愛いフェイクスイーツ教室
ayapeco
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