宮城県南部は福島県北部です。放射能に県境はありません。 | 何でも挑戦!何でも感謝!

宮城県南部は福島県北部です。放射能に県境はありません。


このブログを読んだ方にお願いがあります。

読んだら、宮城県南に住んでいる皆さんが置かれている苦しい現状を理解していただきたいことです。
そして、それぞれの方が、可能な範囲でバックアップをしていただきたいことです。

また、記事を読んでいただければ分かりますが、角田小学校の通学路を計測したらとても高い線量でした。
もしも、具体的な行動を起こすことが可能な方は、宮城県教育委員会、角田市教育委員会、角田小学校等に電話をするなどして、角田小学校の通学路を含めた詳細計測と除染作業を要請してください。

これが、県南の子供たちを放射能から守るための小さな一歩になれればと祈っています。


以下は、7月7日の集会のレポートです。


宮城県南の放射能への対応を検討する集会が、角田市において開催されましたのは、7月7日、七夕の日のことです。

角田市、丸森町、白石市、山元町など宮城県南部地区のメンバーが20人位参加し、10時にスタートし、終了は13時頃になるという、熱の入った集会になりました。

仙台からは、

「5年後10年後の会 せんだい みやぎ」から、会長さん、

と、

「放射線被曝から子供たちを守る会」から代表、そして、代表のカバン持ちの私が参加しました。

この集会の模様を記事にしようと思っていたのですが、なかなかまとまりません。

見聞きした内容があまりにもショッキングなことばかりだったからです。

それと、集会の内容を公開することによって、参加されたメンバーがの立場が悪くなったりしないか?

など、頭の中を色んな不安がよぎっていたのです。

数日たって、

1.聞いたことは、地名を明かさずに抽象的に事例を紹介する。
2.自分の目で確かめたことは、なるべく正確に記載する。
3.私が感じたことを、主観で記載する。
4.情報共有

の、4点に留意し、自分で責任を持てる部分のみを明確にするのであれば、他のメンバーに迷惑をかけずに済むと考えました。

以下、一つずつ述べてみます。

1.聞いたことは、地名を明かさずに抽象的に事例を紹介する。

(1)市・町、学校は、放射能に対しての認識が非常に低い

①計測をお願いしてもやらない。
②自分で測ろうとすると、ストップがかかる。
③側溝の土を測定したら、12uSv/h位あった。
  ・市に連絡したら、口外しないでくれと言われた。
  ・市からは、一般ごみに出してくれと言われた。
④校庭の表土を削ったら線量が下がった。
  ・口外しないでくれと言われた。
⑤高線量の中、学校では、運動会を実施した。児童は埃まみれになって帰って来た。
⑥先生にお願いすると分かったような顔をしているが、その場限りで、学校内には浸透しない。
⑦宮城県南部は、福島県北部だ。それなのに、国・県・市が、放射能被害はないという前提で動いているからひどい。

(2)地域性がありながらお母さん達が頑張っていました。

「何かを言うと、直ぐに顔と名前がばれてしまうから、なかなか言えない」

など、ムラ社会が残っている県南では、放射能のことを正面きって言えないのが現状のようでした。

そんな厳しい環境の中にありながら、お母さん達が頑張っています。

①学校の通学路を測定し、数値の高いところを先生に教えたら、さっそく除染してくれた。
②一度、学校にお願いしてもダメでも、あきらめず、二回目に申し入れをしたら、学校が動いて、除染をしてくれた。

などの報告がありました。

2.私が実際に自分の目で確かめたことは、なるべく正確に記載する。

仙台から持参したガイガーで、角田市民センターから角田小学校間の通学路を計測しました。
通学路の側溝よりで、5uSv/h、軒下で、 最大7uSv/h と、とてつもなく高い数値が計測されました。
また、校庭の道路側は、0.5~0.6uSv/h位で、放射線管理区域なみの数値です。
そんな中、学校の校庭を見ると、児童が体育の授業をしている真っ最中でした。
心が痛みます。

もっと、詳細な測定と除染が急がれるのです。

3.私が感じたことを、主観で記載する。

宮城県・県南の各市町村が、放射線量を正確に計測しないまま、安全宣言をしていることが、とても障害になっていることを目の当たりにしました。

それでも、怒りを腹に笑顔を忘れず、地道に努力している人たちがいること。

よく、非難より避難といいますが、口でいうのは簡単です。

実際に困難に直面している人たちを前にしては、言える言葉でないことを思い知らされました。

なんとか、宮城県南の人たちに、本当の笑顔が戻るようにするために、それぞれが出来ることをやらなければとおもいました。

4.その他

(1)「5年後10年後の会 せんだい みやぎ」の活動を確認すること。
 ①給食の通知の件
 ②福島とネットワークと連携して、尿検査にも取り組んで欲しい。
 
(2)有機農業  放射能の値を計測しながら取り組んでいる姿勢には感動しました。
  
(3)「放射線被曝から子どもを守る会」の代表から横手のクマケン工業の除染作業の提案

以下の4点セットがあれば、除染作業の依頼ができる。
  ①嘆願書
  ②汚染マップ
  ③写真
  ④カンパ(募金)
検討してほしい。

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