フリューゲルの持ち替え演奏注意点

フリューゲルの持ち替え演奏注意点

いつもご覧いただきありがとうございます。
トランペット奏者 / ピアノ弾きの末廣亜耶乃（すえひろあやの）です。

最近トランペットのレッスンでフリューゲルとの持ち替え演奏デビューされる方がてんてんといらっしゃり、そこで共通してお伝えしている演奏の注意点をまとめます。

まず知っておきたいのがトランペットとフリューゲルは音域が同じということ。

ただしハイノートはフリューゲルの方が出しづらくはなります。

（そうは言っても異常に出しづらい気がする！という場合は、楽器の特性上の問題でハイノートが難しいのか、他に問題があるのかの判断は口頭診断では難しく、基本的には楽器を吹き比べた状態でプロに見てもらうしかないと思った方が良いです。）

その特徴を知った上で、それ以外の部分で私がよくお話しする注意点は３つあります。

楽器の重さを左手で支えられるように、しっくりくる持ち方を探してみる

左手の指の置き場が迷子になって、右手の掌で楽器を支えるようになったり、うまく支えられず楽器がぐらついたりする人が結構います。

トランペットと持つ感触が違うのは当然なので、自分の手のサイズ感に合わせてしっくりくる左手の持ち方をまず探した方が良いです。

フリューゲルの音のツボに慣れるように、基礎練習も取り入れてみる

楽器って個体差があります。どんなに優れた楽器を持っていても、例えば音程の微差とかも個体ごとにあります。自分の演奏するフリューゲルの音のツボ、音程感、どのような管の操作がしっくりくるかとかを知るために、いつもトランペットでやっている基礎練習をフリューゲルでも試してみると良いです。どんな差があってどんな対策をした方が良いのかが分かると、楽器と仲良くなれてより良い演奏ができるようになります。

息をまんなかに集める意識を忘れずに

フリューゲルって割とどんな息遣いで演奏しても、良い音が出ちゃう楽器です。これは良い意味でも悪い意味でもあります。楽器に息を送る爽快感だけに頼ってフリューゲルを吹いちゃうと、知らないうちに音が荒れる吹き方に偏っていきやすく、そのままトランペットに持ち替えて演奏をした時に、ものすごく汚い音になったり、持ち替えを繰り返していくうちにコンディションが崩れたりしやすくなります。音色に変化は感じないかもしれませんが、息の扱いを丁寧に、まんなかに集めて丁寧に演奏する意識を持つことを忘れないと良いです。

この３つをしっかり徹底していても、トランペットに比べてフリューゲルが極端に吹きづらい場合は、それは本人のせいというよりも楽器が壊れているか、マウスピースが合ってないかだと思います。

他のトランペット吹きにフリューゲルを試し吹きしてもらえば楽器が壊れているかどうかは分かります。

楽器が壊れていない場合は、マウスピース選びで解決します。

吹き心地がトランペットのマウスピースに近い型のものを、出来るだけマウスピース事情に自分より詳しい人を同伴の上で試し吹きしながら探してみてください。

秋〜冬ってアンサンブルシーズンにもなるから、フリューゲルへの持ち替え機会が増えると共にお悩み相談も増えます。

何か迷っている方へ参考になれば幸いです！

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東京都狛江市（和泉本町）でトランペットとピアノの個人レッスンを行っています。

トランペットの場合、1回45分の通常レッスンプランはこちらになります！

通常レッスンプランの他に、ガチ初心者向けプランもご用意しております。こちらは1回30分、月３回です。

まだ楽器の持ち方もよく分からないし音も出ないし、、、という段階からレッスンに通うこと、正しいルートで成長に向かえるのでとってもお勧めです！

個人コンクールやオーディション等に出たいけど、伴奏ピアニストの件で迷われている方は、個人コンクール対策の末廣のピアノ伴奏付きトランペットレッスンプランはいかがでしょうか？

狛江での対面レッスンは和泉本町１丁目のエプタザール内音楽スタジオです。

狛江第一小学校のすぐそば、狛江第一中学校からも5分程度の場所になります。

狛江市内の他、喜多見、成城、砧、柴崎、国領、布田、調布、登戸方面から自転車でもお越しいただける距離です（無料で駐輪できるスペースあり、但し駐車場はありません）。

二子玉川、渋谷、武蔵境からは直通バスがあり、電車であれば小田急沿線上はお越しいただきやすいです。

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外部教室での個人レッスン

外部教室でもトランペットを教えています。
それぞれお教室の規定に沿った内容となっております。
お近くの方は是非ご利用ください。

・月３回土曜日千葉県の稲毛駅そばの音楽教室にてトランペットレッスンをしております。

稲毛東音楽教室ホームページはこちら

https://www.inage-higashi-ongaku-school.com/

・月3回木曜日池袋駅が最寄りの池袋音楽院にてトランペットレッスンをしております。

池袋音楽院ホームページはこちら

https://www.ikebukuro-ongakuin.com

各種リンク

・末廣亜耶乃のオフィシャルウェブサイト
　http://ayanosuehiro.under.jp

・末廣亜耶乃のtwitter
　https://twitter.com/ayanocafe
　
・末廣亜耶乃のInstagram
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　https://www.youtube.com/c/ayanojapanese

・各種お申し込み・お問い合わせ
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最後までご覧いただきありがとうございました。

コンクール審査に関する都市伝説

いつもご覧いただきありがとうございます。
トランペット奏者 / ピアノ弾きの末廣亜耶乃（すえひろあやの）です。

真夏のコンクールシーズンが一旦大盛り上がりがおさまったところで（まだ大会は続いておりますが）、ちょっと都市伝説に近い内容のことで注意を促す内容になります。

コンクールに関わっている人たちは各々に様々な結果に触れています。

点数があるステージなので当然です。

そうした中で、○○だから減点されたとか、そういう話題は出ていませんか？

その内容は例えば

暗譜をしてないから減点された。
足でリズムを刻みながら演奏してるから減点された。
お辞儀が揃わないから減点された。

とか、そういうもの。

まず、伺いたいのはこうした話題を出してるのは誰ですか？

演奏仲間？

指導者？？

指揮者？？？

保護者？？？？

そしてその次に伺いたいのは、審査に関することでその方はどのような立場でどのような知識を持っているのでしょうか？

コンクールの審査に少しでも関わったことがある方なのでしょうか？

厳しい言い方にはなりますが、こうした話題を出す人って審査側に関わったことのない、審査基準に関する細かいことなんて何も知らない「業界人っぽく振る舞いたいだけの人」です。

本当に！

本当に心から！！

こうした人たちの勝手考察の○○だから減点とか、加点とか、代表とか、、、そうしたお話は無視してほしいです。

必要なことって審査用紙のコメント欄に言葉を選んできちんと書かれていますし、自分達が演奏でお伝えしたいことと何かずれがあったとしても、それは客観的に聞いた時にずれて伝わる相手もいる、という事実だと受け止めないと今後に活きるコメントも活かせられなくなります。

業界人っぽく振る舞いたい人と然るべき座席で色々な演奏を聴きながら審査というポジションにいる業界人、どちらの話をきちんと聞きたいですか？

コンクールの結果が出てくるピーク時に、この「ぽい人」たちがSNS等で散々勝手理論を展開しているのを、結構な量見かけました。

惑わされないように、気をつけていただきたいです

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外部教室での個人レッスン

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最後までご覧いただきありがとうございました。

アンブシュアに左右差があるケースの注意点

いつもご覧いただきありがとうございます。
トランペット奏者 / ピアノ弾きの末廣亜耶乃（すえひろあやの）です。

トランペット奏者につきまとうアンブシュアのお悩み。

その中に左右差があるというものがあります。

これ、問題のある左右差と問題のない左右差があるので、口頭説明で判断することはできず、不安があるなら一度プロに見てもらう以外に解決策はありません。

（筋肉の左右差や歯並びの左右差は誰にでもあるものなので、それに伴う左右差はおかしいものではありません）

ただし！

問題があるにしろないにしろ、この悩みをお持ちの方へ１つだけ注意点があります。

それは吹いてる途中でのブレスが口角の左右どちらかからに偏ってないか、一度チェックしてみてほしいということです。

そんなに偏りは感じないな、という方はそのままでOKです。

でも明らかに右側からしか吸ってないとか、そういう偏りがある場合は、アンブシュアというよりもまずはその吸い方を修正することをお勧めします。

吹いている途中のブレスは通常口の端から取りますが、それが例えばほぼ右側だけで口の左側からはあまり、、、という感じですと、吸う時に右に口が微妙に引っ張られる傾向がどんどん根付き、息の通り道を支える口周りのバランスが歪んでいきやすくなるので、アンブシュアにも悪影響がありますし、そもそもその悪影響を別のどこかに負荷をかけて演奏しようとするので、不要な場所に力を込めすぎたりする奏法に繋がり、疲れやすくなってしまいます。

アンブシュアを修正するのは難しいですが、ブレスの吸い方の左右差を気にかけることはさして難しくありません。

「両サイドから吸う」と意識して焦らず取り組みさえすれば、簡単に修正できます。

アンブシュア迷子になっていて色々情報を探し続けている方は、ブレスの吸い方の左右差に是非着目してみてください。

参考になれば幸いです。

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