こんにちは

 

ブログにお越しいただきまして、ありがとうございます!

 

Bureau d'Ayako 岸あやこです。

 

 

前回の続きです

 

 

転職先で出会った、

この道30年の超ベテラン秘書室長のAさん。

 

毎朝、笑顔で会長の部屋を隅々まで掃除をし、

会長が離席したらその都度、サッと机を拭いて、

書類やペンも元の場所に戻します。

(会社も清掃業者が入るのですが、

細かなところは秘書も整理整頓をするのが、

その会社のルールでした)

 

 

また大切なお客様の車をお出迎えする際には、

向こうの道の曲がりに、お客様のお車の一部がほんの少し見えた瞬間に、

丁寧にお辞儀をする。それがAさんでした。

 

彼女いわく

「先方の車のナンバープレートを見てわかるのは当たり前」

なのだとか。。。

すごいですよね

 

車体のほんのごく一部が見えた瞬間に、

万全の体制でお出迎えができるのが、

”プロの秘書の証”だというのです。

 

 

 

そして、

これは今でも心に残っているAさんの言葉です。

 

「秘書である時間は、女優でありなさい」

 

勤務時間の8時から17時までは、

「本名の私」は封印して、どこまでも「社長秘書」

として振る舞いなさいということです。

業務中は、秘書としての役割にどこまでも徹する、

というわけです。

 

 

もちろんAさんの常にほがらかな笑顔は、

単にうわべだけのものではありません。

彼女の人柄がにじみ出たものです。

 

しかし当時、まだ20代でどこか斜に構えて、

ときに空回りしていたこともあった私は、

その言葉にかなりの衝撃を覚えました。

 

 

秘書の業務の中には、

社長や会長の細かな好みやタイミングに左右されることもありますし、

ときに合理的とは言えない業務もあります。

 

もちろんパワハラやセクハラには断固として

「ノー」というべきですが、

ときにぐっと堪えなければならないこともある。

それもまた現実です。

 

 

当時まだ20代だった私は、

ときに不満や不平が顔に表れていた可能性も高いし、

ひょっとしたらAさんにも気づかれていたかもしれません(笑)

 

 

 

しかしその言葉を聞いて以来、

私の中でなにかが吹っ切れたのか、

仕事の精度もぐっと上がっていったんです。

いわばターニングポイントとも言える出来事でした。

 

単にキャリアが長いことだけでなく、

Aさんのお人柄や隙のない仕事ぶりは、

今も私のロールモデルであり続けています。

 

 

私も誰かの「伝説の秘書」になれたら……

というのはおこがましいですが、

少しでもAさんに近づけるよう日々、

精進していきたいと思う今日このごろです。

 

 

Aさん、お元気かな〜?

今もときどき当時の記憶と、Aさんの笑顔が蘇ってきます。

 

 

 

今日もお読みになってくださりありがとうございます! 

 

 

 

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