先日ブログで書いたおばぁちゃん。
福島でひとり暮らしのおばぁちゃん。
いくら叔母が近くにいるからと言っても、やっぱり心配な為、
数日前、こちらの私の実家に来ました。
私から会いに行こうとしていたのに、
むこうから来ました。
地震の影響とはいえ、
なんでしょう、これ。
とは言え、本人は不安だけれど、家を離れることはしたくなかったようですが。
と、言うわけで、
30分圏内にいるにも関わらず、
めっっっっったに実家に寄り付かない私は、
おばぁちゃんに会う為に行ってきました。
時間のロスを無くすべく、いつもより一駅先のローカルな駅で降り立った本日午前中。
久しぶりすぎで降りた駅は、
跡形もないほど変わっていて、
改札出てどっちに行けばいいかさえわからなくなっていましたよ、はい。
生まれた時から知っている町は、変わりに変わり、
いえ、跡形や馴染みある変わりなさもあるんですけどね。
大分変わったなぁ。
なんて思いながら実家への道を急ぎました。
1年半ぶりくらい?に会いました。おばぁちゃん。
丁度お昼時だったので、何か作ろうと思っていたのですが、
おばぁちゃんが何か食べに行こうと言うので、
散歩がてらお食事に出ることへ。
昔は本気で巨人と思っていたくらい大きくて恐怖だったおばぁちゃん。
今では「大きいね~」と見上げられるほど小さくなったおばぁちゃん。
と、大きくなった私。
おばぁちゃんと手をつないで、
おばぁちゃんのゆっくりペースにあわせて歩き、
道すがら咲いている花に立ち止まっては「綺麗だね」と話し、
ぽかぽか陽気に気持ちよくなりながら、
おばぁちゃんはずーっとずーっと喋っていて、
何故か食事をせず、
お寿司を買って、夕食の買い物をして、
また帰路へ。
家に着いてから、
ふたりでお茶を煎れ、
お寿司を食べ(さすが老舗寿司屋の娘だっただけあり、目利きがすごい!スーパーのなのにすごく美味しかった!びっくり!)、
お茶を飲み、
ケーキを食べ、
お茶を飲み、
父・母の夕食なんぞ作ったりしてみて、
お茶を飲み、
新聞見たり、
甘栗食べたり、
ずっと食べているな
その間おばぁちゃんはずーっとずーっとずーっと喋っていて、
楽しそうだった。
マシンガントークの威力は落ちたけれど、
持久力は衰えない。
すごッ。
いつもなら勢いに圧倒されて3分の2は何言っているのかわからないけれど、
今日は3分の2は理解できた。
油断すると「今何の話に変わった!?」「今誰の話になってる!?」ってこと多発ですが、
昔みたいに嫌味攻撃もないし、
「うんうん」って聞いていられる。
それにしても、少し前から薄々思ってはいたけれど、
何気な~く、確信や的をズバッと当ててくるおばぁちゃん。
自分で言うほど、古い考え方とかしていないし、
むしろ私が考えている感覚と同じ様なこと言っているし、
…もしや、私っておばぁちゃんと話とっても合うんじゃ…
母とは全くと言っていいほど、話合わないし感覚あわないし、なのに、
おばぁちゃんとは合うんだ。
意外。
あんなに嫌いあっていた20数年は一体何だったんだ。
なんか私がイギリス行くこと知らなかったみたいだけど。
めっちゃ驚いていたけど。
驚いてすぐ、目の青い子どもがどうこうの話になったけど。
私むこうでハーフの子ども生むんですか。
なんでやねん。
なんだか、はにかむような時間でした。
しかし、ちゃんと実家を出て5年、
滞在時間、過去最長の5時間弱をあっさり塗り替えました。
家の中に入ったのでさえ何年ぶりか。
当分、強制的に福島に帰らせてもらえないみたいなので、
また会いに行こっと。
写真は、近所の吉田くん家の桜。
お家の前にめちゃめちゃ綺麗に咲いておりました。