福島でひとり暮らしのおばぁちゃん。


さっき電話がつながって、話せました。


福島・仙台のおじ・おば・従姉妹には電話がつながらないのに、
おばぁちゃんだけはつながりました。


とても怖い思いをしたそう。
今も余震が怖くて体が震えているみたい。


近くに住んでいるおばが、おば宅に一緒にと言ったらしいのですが、

家には仏様が置いてあるから家にいたいんだって。


仏様ありがとうありがとうと言っていました。


おばぁちゃんの家の周りのお家は、電気が通っていないのに、
おばぁちゃん家だけは電気が通っているらしい。



あぁ、本当に神様ありがとう。
仏様もありがとう。

何でもいいから、ありとあらゆるものにありがとう。

おばぁちゃんを守ってくれてありがとう。



私は20年以上もおばぁちゃんのことを嫌いで嫌いで世界一嫌いな人だったけれど、

おばぁちゃんが私のことを護ってくれていることを知って、
私のことを誰よりも心配して、想っていてくれていることを知って、

おばぁちゃんへの思いが変わった。



イギリスに行く前に会いに行こうと思っていた矢先の地震。


一方的に勢いよく話す話し方は相変わらずだったので、
3分の1位しか言っていることがわからなかったけれど、

ありがとうありがとうと何度も言われ、

涙が出ました。


どんなに離れていても相性が悪くても、

こんなにも想いが通じている人、

おばぁちゃん。



おばぁちゃんの想いに護られていると知った時は本当に驚いたけど、

今はとても心強い。


おばぁちゃんのおかげで、人の想いって今は信じられる。



私も少しずつ立て直さなきゃ。