熱中症予防で1番大切な事、それは涼しい環境に身を置くことです。

帝京大学救急医学講座教授の三宅康史先生が、熱中症予防についてとても良い事をおっしゃっていたのでまとめてみます。m3com「安易な熱中症の予防指導に警鐘」より

1、熱中症予防で一番大切なことは「涼しい環境」づくり

→部屋の温度が28℃を超えればエアコンを効かせてそれ以上は上がらないようにしておきましょう。そうすれば熱中症にはならないし、水や塩分をあれこれ指導してまで摂取させる必要はなくなります。

2、なんでもかんでも「水飲め、塩取れ」という指導は無責任

熱中症予防として、確かに「水分をこまめにとりましょう！」は大事なのことです。けれどしっかり守ろうとするあまり明らかに飲み過ぎ！の場合も多いのです。

→例えば高血圧の患者さん。普段140mmHgの血圧が150mmHgに上がっていたら、水分の取り過ぎの可能性があり、逆に血圧が低くて心拍数が多ければ脱水気味であることを疑います。こうして体の微妙だけれども重要な変化を、自分で管理するように指導することも大切なのです。

これといって大きな病気の無いお年寄りの場合は、部屋の温度が適切で食事が取れているようであれば、麦茶や水などで水分を普通に摂取する程度で十分です。塩分も大切ではありますが、日本人の食事は塩気が多いので普通に食事がとれている場合は無理に塩分を取らなくて大丈夫！

とにかく、部屋を涼しく保っていればかなりの熱中症は予防出来ます！やれ水を飲め、やれ塩分だ！とあれこれ言う必要はないのです。

※これ、医師会員限定じゃなくて一般にも広く読める記事にしたら良いと思いました。

＜あやこまごころ診療所＞群馬県安中市磯部4-13-18

内覧会：9月10日（日）10-15時　あと40日

開業日：9月19日（火）8時ｰ　あと49日

あやこ先生の自己紹介

群馬県安中市磯部に2017年9月19日≪あやこまごころ診療所～一般内科・糖尿病・ダイエット・予防接種・在宅～≫開業に向け現在準備中です。安中市の地域に密着した医療に力を注ぎます。【いつでもだれでも気軽に寄ってね】という理念の元、健康の事、体の事、病気の事、福祉や介護の事、日常のお困り事、など…をいつでも気軽に相談出来る診療所でありたいと思っています。

＜あやこまごころ診療所＞のInstgramで写真公開中！

お問い合わせ・お仕事の依頼はこちらまで

日経メディカルonlineにて「レッツENJOYライフ」連載中

熱中症予防で「水を飲むこと」より大切なこと