どんだけサボってますのか!
進んでないけど写真撮ったのでアップ。
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本ばっかり読んでるから進まないんよね。
今年もやってます、『新潮文庫の100冊』全部読む。
そっちが忙しい〜。
1か月ぶりのブログだー。
また読書記録w
2020年5月分の読書まとめ。
この記事の最後に、読んで良かったー!って本について書いているので
興味のある方は(途中すっ飛ばしても)最後読んでねー。
5月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:5032
ナイス数:552
十五少年漂流記 (新潮文庫)の感想
文庫で再読。2年ぐらい前にKindleで読んだ時は人名がごちゃごちゃになってしまっていたが、紙の本だと戻りやすく、今回はしっかりと少年達の名前や特徴やグループみたいなものも読み込むことができた。少年達だけが乗船したスルギ号がとある理由によって荒海に出てしまう。陸が見えたと喜んだものの、その陸は島なのか大陸なのか…少年達の長い長い冒険が始まる。改版されて、ルビが増え現代式の送りがなになっているので少年少女でも読みやすくなっていると思う。
読了日:05月29日 著者:ジュール・ヴェルヌ
塩狩峠 (新潮文庫)の感想
文庫で再読。実話を基にした小説ということに驚いた初読から数十年(汗)何度読んでもラストのあっけなさ…いや、シンプルな表現法のためか、自分の想像力を掻き立てられまくる。宗教色が強めではあるものの、だからと言って「キリスト教は素晴らしい」といった感じではない所も好き。映画も観たことがあり、そっちの印象もすごく残っているので読みやすく感じるのかもしれない。まぁ、映画のラストは激しく煽っていた印象があるので、やっぱり本の方がいい。
読了日:05月28日 著者:三浦 綾子
あの子の殺人計画の感想
昨日に続いて2回目読了w結末がわかった上でじっくりと読んでみると、あぁここ伏線だったのか…とか、この言葉で騙されてたなぁという場所がよくわかる。今も躾と称した虐待に悩んでいる子たちがたくさんいるんだろうな。長い自粛&休校期間は大丈夫だったかなといろんな事を思う読書になった。しばらくしたら3回目読もう(どんだけ好きなのよ)
読了日:05月24日 著者:天祢 涼
あの子の殺人計画の感想
真冬に冷水を浴びせられる「水責めの刑」を躾だと思っていた小学5年生の少女。「希望が死んだ夜に」の貧困から、今度は虐待がテーマの社会派ミステリー。今、読み終わって呆然としている。虐待の描写もそうだが、それよりも!理解はできたけど、ちょっと待てよと。やられたわー。読了したてだけど、2周目読みます。度肝抜かれたわ、これ。ただちょっと評価は分かれそうな感じもする。確認読みしようっと。
読了日:05月23日 著者:天祢 涼
あと少し、もう少し (新潮文庫)の感想
文庫で再読。中学生の駅伝メンバーたち、それぞれの視点で描かれていて、駅伝に勧誘するところや練習風景など、駅伝までの道のりもきっちり書いてある。メンバーや先生にこういう言動をされた…のような1人の視点だけではなく、他の章でその真意が明らかにされるシーンも多いので、中学生あたりの自分の気持ちを上手に表現できないというもどかしさを思い出したりもした。続編も読もうと思ってたのに忘れてた。入手せねば。
読了日:05月23日 著者:瀬尾 まいこ
1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)の感想
この1冊はずっと面白かったし、結末はどうなるのか予想しながら読むことができて大満足。予想は半分ほどハズレてしまったけど。1984年と1Q84年、全く違う世界ということではなく微妙に違っているという所が他の作品とは違うなぁと。結末を知って、また最初から読むと更に楽しめそう。文庫6冊で長いけど、いつか再読したい。
読了日:05月21日 著者:村上 春樹
1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編 (新潮文庫)の感想
文庫5巻目にして、視点が1人増えるという。ずっと2人視点で終わるのかと思ってたからちょっと意外。青豆と天吾、近付いてるんだけど…だけど…あああああ!状態。続きを読もう。
読了日:05月20日 著者:村上 春樹
1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫)の感想
BOOK2の前編では少し中だるみ感があったように思ったが、後編ではどんどん展開していったので面白かった。青豆と天吾のニアミス加減がたまらない。不思議な話も増えてきて少し理解不能に陥りつつも、結末が楽しくなってきた。
読了日:05月16日 著者:村上 春樹
1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)の感想
2人の繋がりは増えてきて近付いているようにも見えるが、相変わらずリトル・ピープルについてはわからないまま。このまま終わるなんてことはないよなぁと不安になりながらも、続きを読みます。
読了日:05月15日 著者:村上 春樹
道後温泉 湯築屋(5)-神様のお宿は旅立ちの季節です (双葉文庫)の感想
女子高生若女将・九十九も高校卒業かぁ、感慨深い。伊予灘ものがたりでの卒業旅行はとんでもなく楽しそうで一緒に旅行してる気分になれる。「フジの景品」とか地元ネタでクスっとできるのも好き。シロの過去のシーンは最初ドキドキしていたけど、雷の場面で心臓バクバクになり(雷恐怖症なんで)、とても悲しくなる話だった。が!ラストでは…いや、ネタバレになってしまう。いい所にコマが登場して、やっぱりコマはかわいいよぅ。読んでて気分が上がったり下がったり忙しかったけど、まだまだ続きが読みたいと思った。
読了日:05月14日 著者:田井 ノエル
1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編 (新潮文庫)の感想
青豆パートと天吾パートで少しずつ絡まったりほぐれたりしている感じ。近付いたり遠ざかったりと言うべきか。第20章に出てきた「サハリン島」の中のギリヤーク人についての引用部分が難しかった。内容を忘れそうなので、続きを読むとします。
読了日:05月11日 著者:村上 春樹
1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)の感想
「ノルウェイの森」以来の村上春樹だと思う。村上春樹の本は難しいとあちこちで聞いたことがあったので後回しにしてたけど、なんだこれ面白い!なんとなく、ここが伏線かなぁと思う所もあり、とりあえず続きを読んでみます。
読了日:05月09日 著者:村上 春樹
忍びの国 (新潮文庫)の感想
歴史系が苦手なため、後回しにしていた本。無門が登場してからは割とスラスラ読むことができたが、人名がなんとも難しかった。「信雄」は(のぶかつ)なのに、どうしても(のぶお)と読んでしまう。戦いのシーンよりも、無門とお国のやりとりや口調が面白くて、そっち重視で読んでしまった。あと、児玉清さんの解説が良かった。自分はもっと歴史を(も?)勉強せねばだな。
読了日:05月06日 著者:和田 竜
ティファニーで朝食を (新潮文庫)の感想
たぶん再読だけど、こんな内容だっけ?とずっと思いながら読んでいた。村上春樹訳ではなかった頃の本だっただろうし、難しくてわからなーい!と途中で読むのやめたんだったかも。ホリーの自由奔放な感じに苦手なタイプ…と思いながらも少し羨ましくもあり、今回はスムーズに読み進められた。しかし、あちこちで重婚しすぎー!他、3つの短編の方が好きかも。それと、みんな猫を大事にしてくれ。扱いがひどい。
読了日:05月03日 著者:トルーマン カポーティ
ひとり暮らし (新潮文庫)の感想
谷川俊太郎さんのエッセイ。「私」というカテゴリの中では、著者の交友関係なども出てきており、有名作家さんが登場したりと面白かった。「ことばめぐり」では、やはり美しい文章がたくさんで、さすが詩人だなぁと感服。「ある日」はそのまんま日記。ここは読むのが大変だった。自分はやはり人の日記を読むという行為が苦手なのかもしれない。
読了日:05月01日 著者:谷川 俊太郎
読書メーター
天祢涼さんの『あの子の殺人計画』がダブってると思われるかもですが、
2回連続で読みました。
1回目のラストで「は?ええええぇぇぇぇぇ?」と呆然としてしまい、続けて2回目読んで納得しました。
いやぁすごいわ。
あとは村上春樹さんはなんとなく敬遠していたのだけど(難しいと聞いていたので)
新潮文庫の100冊2019のラインナップに入っていた『1Q84』を読んでみました。
面白かったー!まぁ確かにちょっと難しいかも?
昔々、『ノルウェイの森』は読んだような気がするのだが…全く覚えていない。
また読書関係w
毎日毎日、本を読んでばっかりです。
レース編みはおサボり状態。
いやぁ、読書が楽しすぎるんですよねー。
ということで、4月分の読書まとめ。
4月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:5169
ナイス数:537
白夜行 (集英社文庫)の感想
ドラマは観ていなかったものの、番宣などで話の流れがわかっていたため、大まかな内容はわかった状態で読んだ。
痛々しい場面もあり、それが大本になっているからこその雪穂と亮司の行動だとは思いつつ…その後やっていることは気持ち悪いとしか思えない。
自分たちの思った通りに人を動かそうとして排除したり裏工作をしていく過程がなんとも。
時代背景が自分よりも年上設定なので、過去の映像などでしかわからない所の描写もありつつ、途中からは懐かしいと思えるような場面も多かった。
長かったけど全部読めて良かった。
読了日:04月30日 著者:東野圭吾
トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)の感想
福音館古典童話シリーズ版を読んだのが30数年前か…その前に絵本も読んでたりした記憶があるからか、意外と覚えているシーンもあった。
が!こんなに破天荒だったっけ?
怖い思いをして反省しているかと思いきや、もっと過激な冒険に出てしまう。
思ってた以上に過激だったなぁと思ったのは、子供の頃は最後まで読まずに、また最初から読んで…を繰り返していたからかもしれない(;^ω^)
大人になって最後までちゃんと読めて良かった。
ハックルベリーの方も新訳で出してくれないかなぁ。
読了日:04月25日 著者:マーク トウェイン
合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ)の感想
岬洋介シリーズ最新刊。
あちらのシリーズからもこちらのシリーズからも登場人物がリンクしまくりでまさに『合唱』だった。
内容的には、事件現場の人数が限られているせいもあり犯人はわかりやすい。
フーダニットよりはハウ・ホワイダニットな感じかな。
音楽要素も少な目だったし、岬洋介はなかなか登場しないしで、すこーし消化不良な所もあったが、それ以上に錚々たる顔ぶれを楽しめた。
中山七里作品でまだ未読の物も多いので、そちらも読みたい。
読了日:04月23日 著者:中山 七里
ヒポクラテスの誓いの感想
「あなた、死体は好き?」という帯の文句に驚きつつも、法医学ミステリーということで納得。
研修医・真琴と法医学の権威・光崎、准教授・キャシーというキャラ立った3人に、他の作品でも登場した刑事さんも登場してくる連作短編集。
解剖シーンの描写は怖かったし、検査項目などの専門用語はわからないながらも、法医学によって明らかになっていく真相は映像を観ているかのように伝わってきた。
あと、装丁が素敵すぎる!
カバーを外したら更に好みで、続編の単行本も手に入れたくなった。
読了日:04月21日 著者:中山七里
有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿 (集英社オレンジ文庫)の感想
ネットで表紙を見かけて一目惚れ。
e-honで注文し、宅配してもらった。
幽霊男爵という通り名を持つエリオットが、オカルトらしき事件を解決していく5つの短編。
最初の話からエリオットの過去が語られ、ここでもう出す?とびっくりしつつも引き込まれる。
19世紀後半ということ、舞台がイギリスということで、シャーロックホームズを思い出す。
読んだばっかりだし。
最後の短編はだんだんと思い入れが増してきていたコニーの話。
悲しくも温かい話で泣ける。
ジャケ買いしたのに、内容も好みで買って良かったー。
読了日:04月20日 著者:栗原 ちひろ,カズアキ
出雲のあやかしホテルに就職します (双葉文庫)の感想
Kindleで無料だったので読んでみた。
いや、1冊で終了のつもりだったんだけど、これは最後まで読むと続きも読んでみたくなる。
妖や神様たち、更には一般人までもが宿泊できるホテルに就職した、見初。
就職するまでのエピソードも面白いし、ホテルでのドタバタもかわいい。
明るくテンポのいい場面と、しっとり感動する場面の対比もいい感じだった。
続き気になるなぁ、買おうかな。
読了日:04月18日 著者:硝子町玻璃
青い鳥 (新潮文庫)の感想
文庫で再読。
「おまもり」と「カッコウの卵」が好き。
吃音のある非常勤講師、村内先生は大切なことしか話さない。
非常勤だから生徒と接する時間も少ないのに、誰よりもよく生徒を見ている。
「カッコウの卵」に出てきた、下の名前を読んでもらえること…というくだりは激しく頷きながら読んだ。
読了日:04月18日 著者:重松 清
シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)の感想
Kindleで2年前に読んでいたが、翻訳者が違っていたのでこちらも再読。
25年ほど前に、コナン・ドイルの新潮文庫版を揃えてた記憶がうっすらとある。
この短編集では、「まだらの紐」の印象が強くよく覚えていた。
全く覚えていない短編もあった(記憶力よ…)
解説にもあったように、出版された順番で読んでみたくなってきた。
積読本が増えそう。
読了日:04月15日 著者:コナン ドイル
号泣する準備はできていた (新潮文庫)の感想
江國香織さんの作品は以前別の物を読んだことがあるが、この本を読みつつ「こんな感じだったっけ?」と不思議な感覚に陥った。
言葉選びが面白く、その表現はまさに!と思う場面も多々あったが、自分にとってはこの本は難しかった。
短編だからかな?
もっと詳しく書いて欲しいと思う所も。
直木賞を受賞した作品なので、まぁ自分の理解力が足りないんでしょうけども。
読了日:04月11日 著者:江國 香織
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)の感想
文庫で再読。
全部わかった上でもう1度読みたいと思っていた本なので、じっくりと読んだ。
なるほど、あちこちに散りばめられていた伏線…と言うかヒントがみつかった。
これは3度目もアリですね。
今度は紅葉の季節あたりに読んでみたいかも。
読了日:04月10日 著者:歌野 晶午
護られなかった者たちへの感想
映画化されるということでKindleで購入、再読。
結末がわかっており、内容もしっかりと覚えているにもかかわらず、やはりやるせない気持ちに襲われる。
本当に必要な人の所に生活保護が支給されるよう、不正受給をする人がいなくなるようなやり方はないものか。
「護られなかった者たちへ」だけど、護ろうとしてくれる人はいる。
彼らの護りたかった気持ちが切ない。
読了日:04月08日 著者:中山 七里
あつあつを召し上がれ (新潮文庫)の感想
初読みの作家さん。
7つの短編集で、どれも食に関連した話になっている。
ハートフルな話が多く、優しい気持ちになれる短編集だなぁと思いつつ読んでいたら急に『ポルクの晩餐』というぶっ飛んだ設定の話が出てきて驚く。
最後の『季節はずれのきりたんぽ』もオチが秀逸。
想像の斜め上を行っていた。
一番好きなのは『バーバのかき氷』かな。
解説を読んで『食堂かたつむり』も読まねば!と思った。
読了日:04月06日 著者:小川 糸
異邦人 (新潮文庫)の感想
なんでしょう?
第一部が全くよくわからなくて困惑した。
要するに太陽のせいで人を殺したと?
正直、なんのこっちゃ。
どちらかと言うと第二部の方が読み進めやすかった。
法廷で出てくる「母親の葬儀で涙を流さず、次の日には映画に行ったり恋愛を始めたりうんぬんかんぬん」ってので量刑が決まるの、謎すぎるけども。
全体を通してみると、よくわからなかった。
何回か読んだら理解できるのかもしれないが、なんとなく再読する気にはならない。
読了日:04月04日 著者:カミュ
イノセント・デイズ (新潮文庫)の感想
アマプラでドラマを観たので、1年ちょっとぶりの再読。
やっぱりドラマとは違う所が多かった。
前回読んだ時は、なんとなく「間に合わなかったか…」という気持ちが大きかったけど、ドラマを観てから読むと、雪乃の願いがやっと叶ったのか…とも思えてくる。
作中に出て来る「イノセント」という言葉の意味についての会話がずーんと響いた。
「傲慢」という言葉についてもとても考えさせられる。
2度目の読書で随分と読解が変わった気がしたのはドラマを観たからかもしれない。
読了日:04月02日 著者:早見 和真
読書メーター
(カウンターをアップにしてどうするよ…)
くさり編み5目の所に編む細編みの位置がズレてしまう!
いわゆる「おしゃれ窓」ですよ、アナタっ。
かと言って、割って編み入れるとちょっと違うんだよね。
むずかちぃ。
ぼちぼち進めようっと。
…仕上げやりたくないから。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
本も読んでるですよ。
7月までに新潮文庫の100冊2019(実は110冊)全部読めるかな。
あと14冊ぐらいだと思うんだけど。
ちなみに、カウントしてる積読本は177冊。
去年の9月には230冊越してたからだいぶ減ったよw
読書ブログに変更されそうな我がブログ。
今日は、去年読んだ200冊の中から、
最高に良かった本を紹介するです。
オススメではなく、綾が読んで好きだった&びっくりした本でありますっ。
1位は断トツでこちら。
『希望が死んだ夜に』 天祢涼・著
2019年1月に図書館で単行本を借りて読み、かなりの衝撃を受けた作品。
文庫化されるにあたり、書店で予約して購入してまた読んだ。
内容は「社会派ミステリー」。
女子中学生たちの貧困がテーマになっており、殺人事件もからんでいる。
主人公・冬野ネガは同級生の春日井のぞみを殺したと自白。
だが、動機も何もしゃべらない、いわゆる「半落ち」状態。
取調官に対する態度も悪く、嫉妬で殺したのではないかと疑われる。
そんな中、ネガが発した言葉。
『わかんないよ。あんたたちにはわかんない。なにがわかんないのかも、わかんない』
この言葉が読んでいくうちに段々とわかってくる。
読後感はけっこう悪い。
イヤミスと言えるかもしれない。
それでも、かなり考えさせられる作品だった。
生活保護に頼らざるを得ない生活、だが、あらゆる理由で受給することができない人もいる。
そして世間による生活保護受給者への偏見。
貧困の連鎖。
読んだ感想が「切ない」だけではなく、自分には何かできないか、どうすればいいのか。
こんなに考えさせられる作品はなかなかなかった。
本屋大賞にノミネートされていないのが不思議なくらいの作品だったが、
本屋大賞発掘本部門では最多票を獲得したそうだ。
たくさんの人に読んでもらいたい作品だ。