本当は10月2日が手術予定日でしたが、手術室が空いてなくて3日に変更になりました。
その日は、朝8時45分に旦那君と病院に向かいました。
前日の夜から絶食だったため、フラフラでした。
病室は空翔を産んだ病棟でした。これが一番キツかった。
お腹がおっきくて、今にも産まれそうな妊婦さんの中に、お腹ぺたんこの私が紛れ込んでて違和感だらけ。
スタッフの方に病室へ案内されたのですが、それがまた妊婦さん二人と一緒に行くことに。
しかも、その一人の妊婦さんに「今日はどうなさったんですか?」と質問され…
オドオドしちゃいましたよ。
でも、お腹の赤ちゃんの存在は否定したくなかったから、「けいりゅう流産で…。今日、手術なんですよ。」と空元気で答えました。
その妊婦さんは「あ…。そうだったんですか。」と言葉をつまらせたので「いえいえ。まだ上の子がいるので頑張れてますから大丈夫ですよ。出産がんばってくださいね。」そういって泣きそうなのをこらえました。
病室について、手術についての説明がありました。
14時から静脈麻酔にて手術とのこと。
その前に感染症などを防ぐ点滴をしたんですが…。
血圧が80/40で、そうとう低く、血管が見つからない…。
5回も針を刺され、腕が腫れて青アザだらけになりました…。
看護婦さん3回変わりましたよ(苦笑)
そして、14時までは、おしゃべりしたり、泣いたり、ボーッとしたり、旦那君が買ってきてくれた雑誌を読んだり…。そして、となりの部屋の赤ちゃんの泣き声聞きながら、悔しくて悔しくて仕方なかった。
14時。
筋肉注射を打ち、意識がホワーとしてきている中、ベッドで手術室へ。
手術を担当してくださる医師の方々が静脈麻酔を点滴で入れる際、
「がんばろうね。辛いけど、がんばろうね。大丈夫だから。」
ってずっと頭を撫でて手を握ってくださっていたのを今でも覚えています。
涙がボロボロ止まらないまま10秒くらいで意識がなくなりました。
…が、なんと手術中に意識が戻ってしったんです…!!
看護師さんの説明では、目覚めたら病室って言われてたから、びっくり…。
意識はあるけど、麻酔で体は動かないからどうしようもなくて。でも、赤ちゃんが出た瞬間は分かりました。
そして、無事手術は終わり、病室へ。
痛みは生理痛くらいで、本当に赤ちゃんとバイバイした実感はあまりなかったかなぁ。変な感じでした。
病棟が産婦人科だから、新生児の赤ちゃんがいっぱいいて…改めて赤ちゃんっていいなぁって思った。「空翔も2年半前はここにいたんだよね。あんなに小さくてふにゃふにゃだったのが懐かしい。」って旦那君と話しました。
17時くらいに術後の診察をして、旦那君に実家へ送ってもらいました。