2011年2本目の映画で「ソーシャル・ネットワーク」
観て来ました。
原題は「The Social Network」で121分PG12と
なっていて、主演はジェシー・アイゼンバーグ。
<ここからネタバレ>
ほぼ予告とかで流れている内容で、wikiのソー
シャルネットワークとフェイスブックに書かれて
いるのが、本編もそのままって印象です。
物語はフェイスブックが成長していく過去と、
現在の起きている、創業メンバー達との訴訟
が交互に入ってくる感じで、映像でアピール
する映画で無いのもあって、トークのシーンが
かなり多くなってます。
実際のザッカーバーグの人物像は知らないで
すが、映画中のマーク・ザッカーバーグ(ジェ
シー・アイゼンバーグ)プログラミング能力は凄
いものの、思い込みが激しく空気を読めず、相
手を傷つける人物になってます。スーパー理系
な感じかな。
後は物凄い早口、コンピューター業界の人は
早口ってイメージがあるので、それで早口なの
かと思ったら上映時間対策でした。
サーバーがダウンし、ザーッカーバーグがハー
バード大の理事会に呼び出された時は、セキュ
リティの問題を明らかにしたと反省無し。
裁判でも引くって事は全く無くて、自分の意見
を押し通します。
最終的にはお金で和解しますが・・・。
フェイスマッシュの構成アドバイスをしたのが、
ザッカーバーグの親友エドゥアルド・サベリン
(アンドリュー・ガーフィールド)で、フェイスブ
ックのCFO(最高財務責任者)として資金繰り
に奔走するが、ザッカーバーグと対立し保有
株式比率を3割から0.03%に引き下げられた事
でザッカーバーグを訴えます。
エドゥワルドはザッカーバーグとの関係は良
好に描かれていて、ウィンクルボス兄弟との
訴訟ではザッカーバーグ側の立場だったり
します。エドゥワルド自身の訴訟の和解は株
式5%と共同設立者の立場を取り戻してるの
が、本当は訴訟したくなかったぽい感じです。
ハーバード大の漕艇選手であるキャメロン・
ウィンクルボス、タイラー・ウィンクルボス兄弟
(アーミー・ハマー)は、ザッカーバーグのプ
ログラミング能力だけを評価していて、自分
達のアイデアを盗用したと言う形でザッカー
バーグを訴え、かなりビジネスライクな付き
合いに描かれてます。
ウィンクルボス兄弟は漕艇選手として北京
オリンピックに実際に出場し6位入賞してい
ます。
ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバー
レイク)は、1999年にスタートし一時期もては
やされたナップスターの創業者で、映画では
無職。
かなり大風呂敷を広げる人物像になってい
て、荒唐無稽とも思える発言ですが、ザッ
カーバーグが信用しきってしまいCEOにし、
エドゥワルドの株式保有比率を下げる指示
をしたのも彼でした。(普通の人が見れば
かなり信用なら無い人物だと思う)
最終的にはパーティでのコカイン保持疑惑
によりフェイスブックを去っています。
ITと個々のビジネスに対する思惑、そして訴訟
とアメリカって言う国を凝縮した映画だと思いま
す。
ただ、ちょっとセリフ多いから字幕版は疲れる
かも、でもダラダラはしていないので長さは感
じなかったです。
評価としては100点中73点で、実際にフェイ
スブックの協力やザッカーバーグの協力は無
かったので、公表されている事実をベースにし
たフィクションですが、フェイスブックの成長過
程が分かったし、合格点では無いでしょうか。
気づいた所では、ザッカーバーグのノートPCは
VAIO(パラマウントでソニー系の映画ですし)、
OSは画面がKDEぽかったのでLinux系に見えま
した。一瞬だけMacBookが登場してます。
後は映画のエグゼクティブ・プロデューサーで
ケヴィン・スペイシーが参加してるんでビックリ。
ソーシャルネットワーク オフィシャルサイト