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「純と愛」第一部・完!
気まずくなった夏菜(純)と風間俊介(愛)だったが、ひょんなことから風間俊介と城田優(水野)が夏菜を巡って殴り合いの勝負をすることになり、その勝負を通して夏菜と風間俊介は再スタートを切ることになる。
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新たなスタートを切った夏菜と風間俊介
◎あらすじ(ネタバレあり)
気まずくなったままの純(夏菜)と愛(風間俊介)。愛は朝からどこかに出かける日々で純の不安は募る。
弟・剛(渡部秀)や兄・正(速水もこみち)から電話で励まされるが、「実はうまくいっていない」とは言い出せない。
悩んだ愛は、亡くなった双子の弟の墓参りに行き、妹・誠(岡本玲)と再会し、決意を新たにする。
そんな中、職場で水野(城田優)は純に「愛と別れろ」と言い出す。その場に出くわした愛は水野とタイマン勝負になる。
勝負に何とか勝った愛は、純に「胸を張れ。そのために自分は生きている」とエールを送る。
後日、毎朝愛が出かけていたのは「純を守るトレーニングのため」と判明し、純は仕事にも愛との生活にも新たなスタートを切る決意をする。
◎みどころ
「純と愛」第一部・完!
◯おもしろポイント
「純と愛」第一部・完!
会話も乏しく、気まずいままの状態で始まった土曜日の朝。
夏菜(純)が目を覚ましても、家には風間俊介(愛)はおらず、「私の顔を見るのがイヤなのか」と益々イライラは募っていく。
ここまでは「夏菜の目線」でしか風間俊介の心情が分からない。
なんとなく気まずそうで、不安を抱えているのだけがわかる。
が、城田優(水野)とのタイマン勝負を終えて、風間俊介の本音がようやく分かることになる。
強引に夏菜に迫る城田優に、風間俊介が「待った」をかける。
で、やや強引な展開でストリートファイトが始まって、最初はやられっぱなしの風間俊介が、夏菜に「これからも夏菜は損をすると思う。そんな時は自分が盾になって自分が夏菜を守る」と言って、カウンターを決める。(で、”愛”らしく殴った相手の城田優の心配もキッチリする)
風間俊介は、何とか勝った後に「夏菜をまっすぐ見ていたい。だから胸を張ってほしい。そのために自分は生きている」という「今まで見えてこなかった本音」を言う。
で、翌朝はやく起きた夏菜がコッソリ後を付けると、風間俊介が公園でトレーニングする姿を見つける。「今まで朝居なかったのは、トレーニングのためか」と、夏菜が聞くと、風間俊介は更に自分の本音を言う。
「強くなりますから、俺」と。(いつもは「僕」なのに)
風間俊介の覚悟を見た夏菜は、「自分らしくあること」を決意し、夏菜と風間俊介は次の一歩を踏み出すことにする。
今まで見えてこなかった風間俊介の本音が見えて、夏菜もその本音に引っ張られる形で新たなスタートを切った2人。そういう意味で「第一部・完」。
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多分これからも波が大きいだろうが、頑張って乗り越えて!
◯ツッコミポイント
逆恨み&ストーカー城田優!
今週のストーカー事件以来、気がつけば夏菜を呼び捨てにして、「送り迎え」と言う名のつきまとい(までは行かないけど)をやっていた城田優(水野)。
職場を出てた帰り際に、とうとうその本音を曝け出した。
「(夏菜は)風間俊介と別れた方がいい。夏菜を守れるのは俺だけだ。何で風間俊介がいいのかどうしても分からない。」と。
・・・で、夏菜を迎えにやってきた風間俊介と出くわし、「俺に勝ったら、夏菜を守れるって認めてやるよ」とか言い出してストリートファイトが始まる。
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「Ready Go!」とかいうナレーションが聞こえてきそうです
城田優は「高校時代の柔道県大会優勝者」とかいう肩書きらしく、風間俊介は投げられっぱなし。
そんな風間俊介に、城田優は現在の優越感(ストリートファイトで勝ってるという優越感)を見せながら、過去の劣等感を吐露する。
「オマエがいなければ高校でも自分がずっと1番で、夏菜と付き合ってたはずなのに!」と。
・・・あー、それは「逆恨み」って言うんですよ。
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でも去り際は何か「2枚目」でした。
◎雑感
第一部が「終了」した感じの8週目の終幕。
夏菜と風間俊介が「それぞれ自分の今すべきこと」を自覚し、新たなスタートを切った形の終わり方。
「夏菜がストーカー被害に遭って、そのトラブルをどう乗り越えるか」という1週間だったのだけど、被害にあった夏菜を何とか「まもってあげたい」と自分なりに奮闘した風間俊介のお話。
そう、今週を影で引っ張ってきたのは風間俊介。
このドラマの風間俊介と言えば、「人の心が読める」という特殊能力設定が目立つのだけど、その設定を隠れ蓑に、「風間俊介自身の心の動き」を最小限しか見せずに、週の最後で肝心の「風間俊介本心」を見せた今週。
というか、そもそも風間俊介自身の心の動きをそこまで大っぴらに見せないように作られている。
エスパー系のキャラ設定だと、どうしてもその特殊能力にスポットを持っていく構成にしがちなんだけど、その特殊能力を小道具に「能力者の感情の動きの見せ方に利用する」ってのは、かなりおもしろい。あんま考えつかない。(もちろん、純の「わかりやすい」キャラもその効果を最大限に引き出すための設定なんだろうけど)
でもって、次週は「はっぴーうぇでぃんぐ」。誰の結婚式か知らないが、誰が主体でどう話を引っ張るのか楽しみだ。
あと、結構気になったのが、「純」と「愛」のスキンシップの多さ。
「スキンシップの多い人は寂しがり」と言われるように、「友人がいない」「親に勘当された」という「寂しさ」を2人だけで乗り越えていく「辛さ」「寂しさ」の裏返しなのだろう。
この「友人がいない」「親に勘当された」あたりの問題(家族自身が抱える問題)が今後再生されていく(はず)ので、それはこれからのお楽しみかな。