この数日、わたしの頭の中で「Fallin'」のリピートが止まらない。


先日お気に入りを整理していて久しぶりに聴き直したのがきっかけ。
それ以来の脳内ヘビーローテイション。

しかし、
この感覚は一体何なんだろう?
聴いている間、ある独特な感覚に捕らわれてしまう。

何か巨大なものに包まれている感じ。
その中にいると安堵してしまうような。

実に気持ちがいい。

そうだ。
母親のお腹の中にいる感じか。
覚えてないけど。

とにかく、
落ち着いてしまうほどの大きなもの。

でも、
その反対側でこの素晴らしさに興奮しているのも感じる。
冴えわたる神経がこの歌声を捉えようとする。

一体どうなっているのか?
安らぎながら、高ぶっているとは。

この矛盾は松浦亜弥に出逢って幾度となく味わった感覚。
不思議な歌声。

ベストとは言えない録音状態が逆の効果をもたらしているのだろうか。
そんなあり得ないことまで考えてしまう。

もう「歌姫」だとか「天使の歌声」だとかが古臭く思えるほど。
ありふれた使い回された飾り言葉はもう松浦亜弥には要らない。
そんな次元を遥かに超えている。

作曲は、中野雄太。
「ひとり」「想いあふれて」もこのひと。
どおりで、ね。
曲の良さに松浦亜弥の歌声が加われば敵うものはない。

また押し隠していた後悔の念が頭をもたげてきた。
これまでに何度となく湧いて来た悔しさ。
もっと早くにどうして松浦亜弥を知ることが出来なかったんだろう。

そうだ。
のび太君のあの勉強机があれば、この頃に戻れるんだった。
こうなったらドラえもんにお願いするしかない。