何度でも読み返したい自分の中の名作マンガ、小説は? ブログネタ:何度でも読み返したい自分の中の名作マンガ、小説は? 参加中
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彼女から、フルーツバスケットを借りて読んでいます。
自分は男ですが、少女マンガでも構わずホイホイ読んでしまいます。

ちなみに「フルバ」は初見です。

それしてもこれが面白い。ものすごく面白いのです。まだ5巻までしか読んでいないのですが…


三行で言うと、

自分の経験からの共感
読者に媚びないストーリー
初めて知る考えが読める


こんな感じです。

それぞれのキャラクターが過去に何かしらの暗い過去を抱いて、それでも明るく生きている様に、
あまりにも自然に感情移入が出来てしまいます。

感情移入するだけでなく、そこから今まで自分が考えもしなかった、
または漠然とした感覚でしか思っていなかったことが明文化されて、
すんなりと心に流れ込んで来ます。

ストーリーの中にキャラクターそれぞれの考え方、人生が無理なく挿入され、
それでいてありがちな展開に逃げない。
しっかりとした世界観が構築されていて、本当に感動します。

思わずこんな時間にPCを立ち上げて、記事を書いてしまう程です。


10年も前に書かれていることに、新しさを見つけられる。これは素晴らしいことだと思います。

古いものを知らず、話題性から「新しいもの」を求める。
これは愚かなことだと思います。

「新しいもの」のベースは、必ず既存のものです。
極論すれば視覚と言語を超えた「新しいもの」なんてものは漫画では表現出来ないように、
新しいものを作るには必ず古いものを知らなくてはなりません。
少女マンガには少女マンガの王道がある様に、何事にも王道というものは存在すると思います。

もちろん、「創る側の人」達はそういう「王道」知っている人が多いことでしょう。
誰もが好む王道をなぞればそれなりのものは創れます。


例えば少年ジャンプやリボンなんかのストーリーなんてものはどれもそこまで大差はないし、
例えばいわゆる「自己啓発」本は、10冊も集めればもうそうそう新しい内容なんて出てこないでしょう。

それなりに色々な漫画や小説を読んできた私にとって、
フルーツバスケットはそれでもとても新鮮で、大学生となった今読んでも面白いと、はっきりとそういえる作品だと思います。

続きが非常に気になります。早く読みたいです。