カークラクションの響き
カークラクションの響き
カークラクションは人間の嫌がる音を出して注意を促すものですが、カー用品店に並んでるクラクションを見ても分かるように様々な種類があります。
その原理としては、2つの異なる周波数(高さ)の音が不協和な音波のうなりを出して、聞いている人に不快感をあたえます。
純正音程と波形 で説明したように音というものは、2音の振動数比(周波数比)が単純な整数比であるほど音は協和します。つまり、2つの周波数の比率が小さいクラクションほど不快感が少ないクラクションであるということです。
クラクションの例
A.330Hz:390Hz=11:13
B.400Hz:480Hz=5:6
C.420Hz:500Hz=21:25
D.795Hz:840Hz=53:56
E.400Hz:500Hz=4:5
上記の周波数のクラクションだとBやEがいい音のクラクションということです。
ちなみにBは短3度の音程で、Eは長3度の音程です。
Dは音の高さも高く、2音の比も大きいので、かなり耳障りな音になります。