昨日、仕事部屋に行く時間に合わせて、資材の便が
届くように配達時間指定していたのに、部屋に行くと
すでにドアに不在票が、挟まっていました。

週に何度も、資材や花材の便が届く私は、
各宅配便の担当のおにいさん達は、顔なじみ。
暑い中、お中元の配達で忙しいのに、何度も
来てもらうのは、気の毒なので
(おまけに、自宅も仕事部屋も、エレベーター無しで階段だし)
確実に荷物を、受け取れる時間を指定しています。

電話して、再配達してもらいました。
発送元が、時間指定を間違って記入していました。

ふと…遠い昔を思い出しました。

私が子供の頃から、何歳ぐらいまでだったか…
留守の場合は、近所の在宅しているお家に
荷物は預けられていました。
不在票には、「○○さん宅で預かって頂きました」と
いうような事が書かれていたと思います。

母に言われて、そのお宅へ荷物を引き取りに行き、
家でその荷物を開けて、その一部を、
例えば、リンゴなら数個を、すぐに又、そのお宅へ
お礼として、届けに行ったものでした。

そうして、幼い私は「預かって頂いたら、届いた物の
おすそわけをお礼として、届けるものなんだ」
という事を学びました。

いつのまにか、「近隣に預けてはいけない」
時代になっていました。

“預けた家の人に、伝票に書いてある個人情報を
見られるじゃないの!”とか
“親しくもない近所の人に、勝手に預けるな!”とか
文句をいう人がいない、みんなお互い、気持ちよく
お留守の時には、預かりあいっこをする
あたたかい時代の思い出です。

もう二度と、留守の時は隣近所に、宅配便を
預けても良い世の中には、ならないでしょう。

水に塩が溶けるように、少しずつ少しずつ…
大切なものを失っている気がします…