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2012年06月02日

雨漏り修理・・・ Part.Ⅱ

テーマ:お役立ち情報

先週の「E39型5シリーズ雨漏りトラブル」 に引き続き、

今週もBMW雨漏りについてです・・・。雨


先日、「5シリーズに乗っているんだけども、後部座席のフロアマット下が湿っている

ので点検して欲しい」との依頼が。


あぁ、またE39かなぁ~・・・と思いながら、「何年式の5シリーズでしょうか?」

と尋ねると、「2005年式」とのお応え。



!?
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ってことはE60では?!

「・・・ということはE60モデルですね。E60でそのようなトラブルは

あまり見たことがないのですが、とりあえず現状を確認させて下さい。」


ということで後日、車両をお持込み頂きまして点検開始。

「・・・う~ん、確かに湿っている。」


まずはE39での経験上、ドアの内張りチェック。



ん?



「ドア下部に雨漏り跡がない・・・」
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(画像は弊社在庫E39のものです)


ドアを開けたまま、外側から窓付近にシャワーをかけても・・・

特に浸入してくる気配がない・・・



???



・・・となると?



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サンルーフ付の車だけど・・・


「昔の輸入車のサンルーフは雨漏りする」というウワサはありました。

とはいえ、それは1990年頃までのハナシで、

E36以降のモデルでは、ほぼ起こっていないトラブルですので、

半信半疑でしたが、一応確認してみることに。



サンルーフを開け、排水溝にチョロチョロ水を流してみる・・・。



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(画像は弊社在庫E60のものです)


通常、問題がなければ雨水はAピラー・Cピラーと呼ばれる

下画像の場所の中を通るドレンラインから
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(画像は弊社在庫E60のものです)



下画像のように排水されます。


フロント側
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リア側
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(画像は弊社在庫E60のものです)



が、お持込み頂いたお車は・・・

「フロント側からは排水されるけど、リア側から水が出てこない?!」

・・・と思っていたら



!!!

「車内のCピラー内張りが湿ってきてる!!」




ということは、車内側に漏れた雨水はCピラーを伝って・・・

もしやと思いながらリアシート座面を外してみる・・・


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!!!




シートの裏側は・・・


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!!!!ビショビショ・・・サゲ




雨漏り場所確定です・・・。


リアのドレンラインが「なんらかの原因」により排水できず、

行き場を失った水が漏れて、Cピラーをつたって、リアシート座面下に溜まり、

溜まりきった水が溢れてフロアカーペットに染み込んで、

「フロアマット下が湿っている」という、あの忌まわしき状態が起こるのですね・・・。


というか、シート座面裏のほうが被害が大きいという点でE39よりヒドイのでは?



さて、漏れている箇所がわかったので、今度はその「何らかの原因」

探らなくてはいけません。


早速、天張り(天井の内張り)を半分降ろし、リアのドレンラインをチェック。
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(画像は作業完了後のものです 今回はリアが原因ですが、

ドレンラインはフロント・リア左右計4箇所ずつあります)


「ココですな・・・」


作業時は、まだ画像の蛇腹状チューブ右側のサンルーフユニットの白いプラ部分と

黒い板状部分の境目辺りから水が垂れてきていました。

天張りの裏は、簡単に水が染み込むような素材ではありませんのでココから垂れた水が

Cピラー側に流れていたようです。


「ということは・・・」

蛇腹状のチューブを白いプラ部分から抜きます・・・


バシャーッ!!!


「ってことになるよね。」

まだサンルーフ内部で行き場を失っていた水が100mlほど一気に流れてきました。


完全にドレンラインのツマリが原因ですね。


「サンルーフ」は閉まっていても、当然切れ目があるワケですので、

微量の雨水は浸入します。

その雨水を抜くためにドレンラインがあるのですが、

雨って結構汚れてますよね・・・。

特に「にわか雨」のような雨の後は、「こんなに汚れる!?」

っていうくらい車が汚れてしまったという経験ありませんか?


そんな雨に含まれる塵・ホコリが、例え微量でも年月をかけて、

細いドレンラインに蓄積されていけば・・・


当然ツマリますね・・・


勢いよく水が流れる場面があるような場所でもないですし。

(逆に多量の水が流れることを考えた設計ではないので、通常に排水できている

 状態でも、水を流しすぎると排水が追いつかず漏れてきますので注意!!

 ・・・そもそも漏れないように密閉すべきではないのか?

 それなら4箇所全部ツマらない限り室内に漏れて来ないのでは・・・)



さぁ、原因も特定できた!!



でもこのツマリ、どうやって解決しよう・・・。


当然、水で汚れを押し流すのが一番いいんだが、

こんなスペースもほとんどない箇所にある、指の太さほどの穴に、

どうやって勢いよく水を流したらいいのか・・・。


そんな時、弊社スタッフH君のひらめきが炸裂!!


「コレ使ったらイケるんじゃないっすか?」

バケツに水を汲み、「とある道具」を蛇腹状チューブにハメ込んで

少量の水を勢いよく流し込むと・・・


ズボッ!


という手応えがあったと思ったら、

土のようなヘドロ状の塊と一緒に水がリアタイヤハウス内から

流れ出しました!!
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(画像は前出のものです)


反対側も同じ作業にて・・・


ズボッ!!


全く同じ物体と共に水が流れ出しました!!



無事解決!!!



あとは・・・

湿ったシートとフロアカーペットの乾燥という工程が待っていました・・・。

(ドライヤーと日光で、ひたすら乾くのを待つしかないので、ある意味コレが一番大変)


サンルーフ付きのクルマにお乗りの皆様!

こまめな排水チェックは大切ですね!!

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