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知床探訪③ (知床第一ホテル)

 知床のご紹介の最後はオホーツク海に沈む夕日観賞をお薦めします。

 ウトロ地区はからはオホーツク海に沈む夕日を見ることができます。当然、冬は流氷の海に沈む夕日を見ることができ、その美しさ格別です。

知床の夕日 

 夕日の撮影ポイントはいろいろありますが、私のお気に入りはホテル季風クラブ周辺の海岸から見る夕日です。ここからはウトロ港越しに、オロンコ岩、三角岩、ゴジラ岩、そして港に停泊する遊覧船おーろらなどを被写体にすることができます。

 オホーツク海を真っ赤に染め、空全体を赤く輝かせる知床の夕日、是非ご覧になってください。知床のホテルなどでは日没時間を案内してくれるところも多く、できれば旅行前にご自身で日没時間を調べておくのが良いでしょう。

知床の夕日 

 他にもプユニ岬から眺める夕日が有名です。こちらはウトロ港を上から見下ろせ、海の広さ、空の広さが感じられます。

 ウトロの温泉の丘の上にある夕陽台というところも有名です。残念ながらこちらには行ったことがありませんが、知床のポスターなどにも使われいます。

 また失念しましたが、ウトロからオシンコシンの滝方面に向かう途中にある大きな岩を被写体にするのもお薦めです。なおこの岩ですが、冬場にはオジロワシが岩の頂上付近で羽を休めているポイントで、冬に訪れた方は注意してみてください。

知床の夕日 

 斜里方面から国道でウトロに向かって来ると、冬場はオホーツク海沿いの部分の沿岸部でたくさんのオジロワシやオオワシを見ることができます。海岸線の大きな木の枝を注意深く探索してみると、きっとそれらのワシの姿を見ることができるはずです。運が良ければ、大空を飛び回るオジロワシや、流氷の海に降りているオオワシの姿も見ることができます。


 最後に羅臼側からは国後島越しに昇る朝日が見られます。知床峠からも国後島の上から昇る朝日を見ることができます。できれば早起きして、知床峠まで車を走らせて見て欲しいと思います。


 3泊目のご紹介は知床第一ホテルです。

 知床第一ホテルはウトロの高台の一番高い所に位置し、オホーツク海やウトロの町を見下ろす眺望です。

 このホテルも西館、別館、東館があり、一番新しい西館がお薦めです。今回は西館の和室の部屋を予約したのですが、今回はその中でも角部屋の和洋室の部屋を提供してもらいました。角の部分が曲線状にデザインされ、窓が広く取られていて眺望が楽しめました。

 大浴場の設備も広さを含めて知床随一と言えるでしょう。温泉を重視する方にはお薦めです。

 またこのホテルの特徴としてバイキングの食事があります。大きな会場でのバイキングは、時間予約制で席が決められており、ゆっくり楽しむことが出来ます。

 そしてその品数の多さに驚かされます。タラバガニやズワイガニが食べ放題、料理も和、洋、中と食べ切れないほどの料理が並びます。寿司やラーメンなども用意され、何を食べようか迷ってしまい、ついつい食べ過ぎてしまいます。

 ソフトドリンクも飲み放題で、アルコールを飲まない私にとっては最高のサービスです。そしてデザートの充実も特筆もので、たくさんの種類のケーキやアイスクリームなどが並んでいます。

 これだけ充実したバイキングは他では見られない規模です。

 温泉と気軽にバイキング食を楽しみたい方にはお薦めのホテルです。

知床第一ホテル


知床探訪② (知床グランドホテル北こぶし)

 今回は知床の続きです。

 今年の知床はやはり天候が思わしくなく、充分な写真撮影ができませんでした。

 しかし知床峠や知床五湖などで紅葉が見頃を迎えており、天気の悪さが悔やまれました。

 

 知床峠は知床半島のオホーツク海側の拠点であるウトロと、根室海峡側の羅臼を結ぶ峠で、知床連山最高峰の羅臼岳の裾野を登って行きます。

 一般にオホーツク海側と根室海峡側では天候が違うと言われ、今回も羅臼側の天候の方が上々でした。

 本来ならば、峠の頂上付近から眺める間近な羅臼岳が綺麗なのですが、残念ながら羅臼岳は靄の中、その雄姿を見ることは終始できませんでした。また峠からは根室海峡越しに北方領土の国後島を見ることができます。空中に浮かぶように見え、国境を感じさせます。

 今回も羅臼側の天候がまずまずで、国後島を知床峠から臨むことができました。

知床峠

 知床峠の頂上を過ぎると、羅臼に向けてどんどん降りて行きます。途中には見返り峠と呼ばれる場所があり、くねくね曲がりながら降りていく知床横断道路を見下ろし、やはり遠くには国後島を望む絶景です。ちょうどこの付近が効用の見頃を迎えていました。

 またこの見返り峠の近くには、羅臼湖への散策路の入口がありますが、散策路は距離があり、軽装での散策には適していません。私は羅臼湖行きには挑戦していませんが、もし羅臼湖を目指すならば、事前に情報収集する必要があります。

見返り峠の紅葉

 知床峠をほぼ降り切った所には「熊の湯」という無料の大露天風呂があり、地元の人はもちろん、観光客も気軽に利用できます。


 羅臼は漁業基地の町です。同じ知床の拠点でありながら、観光面では大きく遅れをとっいる感じが否めません。

 羅臼にも温泉があり、中型の温泉ホテルが何軒かありますが、ウトロに比べるとさびしい気がします。

 羅臼では見る角度によって光って見える「ヒカリゴケ」の群生地があります。また「北の国から 2002遺言」のロケ地なども点在しますが、ウトロに比べると観光客は少なく、その落差は一目瞭然です。

 近年は根室海峡での鯨ウォッチングをメインにした観光船が運航され始めました。この観光船が今後の羅臼観光の命運を左右することになるでしょう。

ヒカリゴケ

 最後に知床2泊目の宿泊は、知床グランドホテル北こぶしでした。

 このホテルは以前にもご紹介したように、2間続きの広い部屋が揃う高級感のある西館と、リーズナブルな別館、そして今年内装を全面リニューアルした本館の3棟があります。毎回西館に宿泊していましたが、昨年社長の息子さんとお話しする機会があり、「是非、リニューアルする本館も」と薦められたので、今年は本館に宿泊しました。

 本館は一般的な和室の部屋と、一部に今流行の露天風呂付きのお部屋、そして最上階には出窓付きの和洋室の部屋があり、3タイプから選ぶことができます。

 今回は和洋室の部屋を選択し予約したのですが、当日は本館最上階の角部屋、特別室を利用することになりました。

 この特別室、本間の和室の他に、ツインの寝室、控えの間になるフローリング部分や、洗面所や部屋風呂のスペースも広く、1泊の宿泊ではもったいない広さでした。また立派なマッサージチェアが設置してあり、自由に使用することできました。

 食事は夕食が「四方の海」という料亭で供され、カニなどの蒸し料理をメインにした豪華なものでした。

なお西館の場合は「木風」という料亭での食事で、こちらの方が高級感があります。またバイキングの夕食もあり、別館やリーズナブルな宿泊プランの場合はバイキングになるようです。

 朝食は一般的なバイキング食となりますが、西館の場合は「四方の海」での朝食となり、自分で湯葉を引き上げながら食べる食事は特にお薦めです。

 総括するとやはり西館の宿泊が最高ですが、リニューアルした本館での宿泊でも充分満足できる内容です。一般には知床地区で最も評価の高いホテルとお薦めします。

 特に今年から始まったのか、チェックインの際、ロビー脇のラウンジでお茶の接待を受けながら座って、ゆったりとチェックインの手続きができるようになりました。このサービスは最高でした。

知床グランドホテル北こぶし 

ヘッドルーム

知床探訪① (ホテル知床)

 今回の旅行は世界自然遺産の知床が中心でした。

 1泊目と5泊目、6泊目の計3泊を知床に宿を取りました。

 知床の魅力はやはり自然と野生動物との出会いです。ここ数年達成されなかった海上からのクルーザー観光と、ヒグマ撮影が大きなポイントでした。

 しかし今年も海の状態が悪く、波の高い日が続き、結局クルーザー観光は全て中止、またしても乗船できずに終わってしまいました。

 ヒグマについても、近年目撃情報が多く、日中の追い払い作戦が実施され、今年は1度のみの遭遇となりました。

 ヒグマの観察ポイントは、岩尾別温泉に向かう林道沿いと、岩尾別川の河口付近が有名で、このポイントには早朝から日暮れまで、ヒグマ狙いのカメラマンが陣取って待機しています。

 今回は岩尾別川の河口付近でサケを狙うヒグマを見ることができましたが、このポイントは崖の上の道から河口を見下ろすポイントで、河口までの高さ、距離がかなりあり、肉眼でヒグマを確認するのがやっとの距離、デジカメのデジタル望遠で狙っても、やはりかなり厳しい距離です。

 しかし河口を溯上するサケを求めて水の中に飛び込むヒグマの動きは感動的でした。

狙いを定めて

 また早朝や夕暮れ時には、たくさんのエゾシカが道端まで出て来て草を食む姿が見られました。悠々と道路を横断して行くエゾシカの姿も感動的です。

カメラ目線


 知床観光のハイライト的な存在の知床五湖ですが、こちらはヒグマが目撃され、一湖と二湖まで周遊散策が出来ず、三湖から五湖の間は通行止めの措置となっていました。

 滞在中は雲が知床連山に懸かり、雄大な知床連山の全貌を見ることができませんでしたが、知床連山を水面に映す知床五湖の美しさは見事なものです。


 1泊目はホテル知床に泊まりました。今回は一番新しい北館のデラックスツインの洋室に宿泊し、食事もちゃんちゃん焼きを指定しました。

 ホテル知床

 このホテル一般の食事はバイキング、料亭での和定食、そして鉄板焼のちゃんちゃん焼きといくつかのコースから選べる仕組みになっています。今回は少し奮発してちゃんちゃん焼きのコースを選択しました。

 ちゃんちゃん焼きは3枚におろしたサケを鉄板で丸ごと焼き、キャベツやたまねぎ、きのこなどとも特製の味噌ダレで食べる郷土料理です。とても豪快で、そしておいしかったです。その他にもタラバガニや、陶板焼きなども供され、料理としては大満足の内容でした。

ちゃんちゃん焼き ホテル知床の夕食

 ホテル知床については、その手軽さ、設備面など利用しやすいホテルです。できればちゃんちゃん焼きの食事を選択するのが良いでしょう。

 もちろん温泉も広々していて、露天風呂も大きくてお薦めです。



 知床の後半については次回に続けることにします。

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