子どもはみんな、違うんだ (それぞれの成長に合わせた支援を....) | 発達障害先生、無理解者と戦う苦悩の日々

子どもはみんな、違うんだ (それぞれの成長に合わせた支援を....)

時々、ちょっとした時間があるときにドロシー・ロー・ノルト博士の本が手にとって読んでみます。

年々も自閉症・発達障がいについて学んできて、たどり着いたのが、このシリーズの本。


「子どもが育つ魔法の言葉」です。



世界の人々が支持する子育ての大ベストセラー本です。

ぜひ、親にも先生にも読んでもらいたい本です。

もしかしたら、自分の子育てが変わるかも、子どもも生き生きと過ごせるようになるかも....。

400円~600円くらいで、子どもの状態が良くなれば、

診察代や薬代なんかよりも安いもんです。

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子どもが自分なりに考えて工夫できるように親は見守りたいものです。

人に頼らず、必要なときにだけ、助言や助けを求められる子になれるように、

親は代わりにやってしまうのではなく、

子どもが行き詰まったときに別の見方や考えるヒントを与えてほしいのです。

子育てとは待つことだともいえましょう。

子どもを黙って見守るには、親にも我慢が必要です。

どんなことにつまづいているかを見て、必要なときに助言を与える。

そして、子どもを勇気づけてあげる。これが親の役目です。


ラブラブドロシー・ロー・ノルト著「子どもが育つ魔法の言葉 for the Heart」より


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うちにはたくさんの100円ショップのおもちゃやプラレールがあります。

特にプラレールもかなりの数があります。部屋の一角がジオラマになってます。

それをとも君がどう使うか、工夫するかを応用力を身につけさせてようと考えています。


時にはうまくいかなくてパニックになることもあります........

そんなときは、本人の前で見えるようにゆっくりやって見せて教えてあげます。

それで徐々にいろんなことを学んでいくんだと思います。


とも君が自分からやろうという気なるまで、試行錯誤しながら待つ。

とも君は無理矢理やらせようとすると恐怖症になります。

だから、ひたすらあきらめないで待つのです。できないからと言って焦らないで.....


プールには入れなかったり、ブランコに乗れなかったとも君。

ある時、自分から決心して自ら行動しました。

不安が消えて、自分で受け入れられるまで、

保育園の先生はとも君の傍らでずっと見守っていました(入園後5ヶ月半)。


$発達障害先生、無理解者と戦う苦悩の日々



ついに自らプールに入れる日が来ました。

先生は感動のあまり、カメラをもってきて撮影してくれました。(ありがたいです)

先生にとっても辛抱の5ヶ月半だったと思います。


「プールが入ることが嫌なのではなく、本当は入りたいんだけど、入れない」

先生はそう思ってひたすら待ち続けたのです。


今ではブランコにものれるようになりました。

プールもブランコも大好きです。

焦らず辛抱強く待つことの大切さを学びました。

「果報(かほう)は寝て待て」なんですね。


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子どもはみんな、違うんだ

覚えておこう

子どもは、成長の設計図をもっている

子どもは、その子の速さで伸びる

子どもは、その子の時間で育つ

子どもは、その子の図案で実る

子どもは、その子の歩幅で学ぶ

子どもは、その子の資質で生きる

子どもは、その子の頭で考える

子どもは、その子自身の人生の約束を果たす


子どもは、みんな、違うんだ

子どもを励まそう

自分を大事にするように

人との違いを生かすように

全力でぶつかるように

よい実を結ぶように

愛の心を感じるように

この世の違いを認められるように

命を敬うように

確かな未来をつかむように

忘れないでほしい

この子は、この世にたった一人しかいないのだ

子どもは違う

一人ひとり、みんな違う

そんな子どもがいるから

この世にすばらしい違いが生まれる



ラブラブドロシー・ロー・ノルト著「子どもが育つ魔法の言葉 for the Heart」より


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本人が自分からやろうと思ったときが発達するときのチャンスなのです。

その時ににたくさん、成長に必要なものを提供してあげると、

その能力が飛躍的に伸びるんだと思います。


ともくんは機械操作やものの作りなどのアルゴリズムを覚えることはずば抜けてすごいです。

でも、また言葉はほとんどありません。ようやく覚えつつありこれからがチャンスだと思っています。


このようにともくんは定型発達児とは違う発達の仕方をしています。

だからそのチャンスを見逃さないようによく様子を観察し、気付いて適切な支援をすることが、

親や先生の大切な努めだと思っています。


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