うちの子供は文字を書いたり消しゴムを使ってきちんと文字を消すのが苦手で、どんなに教えても全然できない。
てっきり性格の問題だと思っていたのですが、担任から「違う」と言われました。
年末に保護者面談があり、「クラスメイトのほとんどが同じ問題を抱えている」という説明が担任から全保護者向けになされました。
原因は、コロナによって始まった電子デバイスを用いた授業らしい。
全ての学習がオンライン上で行われ、文字を書くのはキーボードをタイプするだけだし消すのはボタン一つでできてしまうので、文字を書くと言う行為そのものが全米レベルでうまくできないという調査結果がはっきりと出ているのだそう。
特にうちの子供はコロナ禍をキンダーから2年生に過ごしていて、この期間は本来「文字を書く訓練をする期間」なのにそこで全く訓練を受けていないことになり、その影響が今になって顕著に表れているそう。
「自宅で書かせていますけど、それでも足りないのですか?」と聞くと「それであっても、圧倒的に書く量が足りていない。」と言われました。
1日のほどんどを過ごす学校で文字を書かなかったので、本来あるべき量の1〜2割くらいしか文字を書いてない計算で、しかもそれが3年続いたのでトータルでものすごい量が足りていないことになるらしい。
それでもうちはまともな方で、外国人子弟は単語の綴りを全く覚えていない子がほとんどだそう。うちの子供もスペルミスがものすごく多くテストの答案を見るたびに気が遠くなるのですが、両親が非英語圏から来ていることを考えると「圧倒的によくできている」らしい。
そんなこと言われても中学に入ったらそんな言い訳は通用しないので、全く安心できない。
そして、もうすぐ学力テストがあります。中学入学時にレベル分けの判断材料となる重要な試験で、オンラインではなく筆記試験です。
あー、今からでもいいから習字とか習わせられないかなー。日ペンでもいいんだけど。
もはやなかったような雰囲気すら醸し出していますが、実はまだ見ぬ中学生活にまで影響を及ぼしている、恐るべきコロナ。