ところが、搭乗開始予定時刻になっても、搭乗手続きが始まりません。

電車の遅延により、出発に必要なスタッフの数が確保できないとのこと。
そりゃ、自分がたどってきた道のりを考えたら、当然のことです。しかも、そんななかで余震が続いているわけなので、飛ばないと言われても何の不思議もない。

挙句、そんな状況下で、わざと飛び跳ねて振動を起こして喜ぶという愚かな行動を繰り返す韓国人家族がいて、その場にいた数人の乗客がブチ切れ。そんなブチ切れた人を見て余計に飛び跳ねる韓国人を見て、誤解を恐れずに言いますが、私は彼らの神経を疑いました。人を恐怖に陥れることの何が楽しいのか、私には全くわからない。

もちろん、韓国人みんながそういう人ではないのでしょう。でも、すでに成田空港内でのアジア人の行動の悪さがかなり話題になっていたこともあり、欧米系の人たちはなおのこと腹を立てていたようでした。

そんな殺伐とした空気を変えるため、JALのスタッフは飴を配って回ります。焼け石に水かもしれないけれど、でも、人間は食べ物を口にするとちょっと落ち着くのかもしれません。私もそうでした。

結局、約1時間遅れで離陸。

途中で気流の乱れがあり飛行機が揺れましたが、地震の揺れに比べたら全く平気でした。なにせ、今回の地震では遊園地のティーカップみたいに、縦でも横でもなく回るように揺れました。あとで、あの市役所の建物の構造がもろいせいだと聞き、心の底からぞっとしました。

まだ、あの市役所の職員さんは、あの場所で仕事をしています。余震があるなかで、避難することも許されずに、あんな脆い建物で仕事をさせられているなんて。。。せめて安全な場所で仕事をするべきなのに。。。あそこの市長はひどすぎる、と思うのは私だけでしょうか。

さて、アメリカについて家族の顔を見た瞬間に、私は恥ずかしながら号泣しました。