本日はどたばたと都内を移動。
時間帯が詰まった中でですがうまく、移動に成功。電車トラブルもなく本日の業務終了!
終了先が四ッ谷だったので、iPhoneのケースとポータブルHDD(100G以上を3つぐらい)の探しに秋葉原へ立ち寄り。

 折角なのでブックオフ秋葉原店を物色。
こちらに引っ越ししてきてから、住んでいる地元にブックオフが無かったため、移動先、勤務先では常にブックオフをチェックしてきました。

 次に引っ越すときには選択の基準に良い本屋と、TSUTAYAとブックオフがあるところだなあ、と良く話をしていました。


 が、ブックオフに関しては今後は必要ないかもしれないと、つねづね漠然と考えていたことを本日の秋葉原店訪問で確信しました。

 値段が高すぎます。買い取り値は安すぎます。お店の個性が無くなってきています。
まだ、過程の段階でしょうが、値付けなども含めて会社組織全体で機能するよう徹底しているような感じでした。

 コミックに関しては完全に2プライス制ですね。そのうちのある意味目玉の105円はかなり縮小(ジャンルなども)していくのだろうなあと感じました。最近ではコンビニコミックもワイド版はよほどの状態が悪いモノでない限り、定価の半額以上に設定されています。400円とか平気で付いていますから

 今日買った少年漫画、発売後3年経ったコミックスですが何気なくレジに持って行ったところ300円でした。定価350円+税の商品がです。

 これなら新刊買った方がましと思いました。新刊なら著作権者、出版社にお金が入りますから・・・

 2プライス制は当然だと思いますが、
 
プライス制度に関して、昔はなくて今はあるもの。

それは「売れ筋」というデータです。少々古くても売れ筋のものは105円のコーナーに行かなくなっています。


 売れ筋大事にするの当たり前でしょ!


 
 まあ、普通の古本屋では当然のことかもしれません。

 でもブックオフは状態のみで「査定、販売」というのを売りに躍進してきた会社です。そのためお店の店員の個性によって105円などの棚に思わぬものがあったりして楽しかったのです。また、買い取りも「状態」だけで判断ということで少々低い買い取り額でも納得してきたところがあります。(昔は店内放送でも売り文句で流していたんですけどね)

 ところが直近(ここ2年~3年)、明らかに会社(本部)主導で利益を取る動きが顕著になってきています。
画一のコンビニチェーンを目指しているみたいです。査定も棚揃えもいわゆるマニュアル化してきています。

 経営する側としては当然の考え(しかも上場会社)だと思いますが、あらゆるところでエゴや驕りが見えているような気がします。Win-Winの関係ではなくWinのみに目がいっているような気がします。

 Winだけを考えていると勢力が圧倒的な間は良いのですが、崩れるともろいと思います。一昔前のMS、現在のGoogle。似たような構図です。

 具体的にブックオフはどこが悪いのか

 1)購入者に対して→いつの間にか売り文句の「状態のみ」で本を見るということを止めてマーケティング主義に 走り出したため、魅力的な商品が少なくなって来ている。徐々にリピーターが減っていく。
 あとT-POINT移行後に割引ポイントの還元が無くなったこと。昔は1000円購入すると50円券などが出てきたのですが、とにかく利益率優先のため、安く買えるという魅力は激減しています。

 2)売り主対して
 こちらは状態主義を残して、たたき買いをしている。特に書籍をまとまった量を売った人はわかると思いますが、ほとんどお金にならないです。ゴミとしてすてるのがもったいので処分先として機能しているのではないでしょうか?本当に売りたい物はamazonやヤフオクで売るようになってきています。

 3)版元に対して
昨年Bコレという、いわゆる新古本販売を始めましたが、こちらも版元にはメリットと呼べるだけの利益は還元されていないようです。中間の流通には少し入っているようですが・・・。

どちらにしても買いたたきという発想がかなり強く出ているようです。

 4)働いている人たちはどうなんでしょう?
以前はバイト募集には強くステップアップ主義が強調されて募集かけられていましたが(現在もそうですが)
マニュアル主義が徹底されてくると、個性を発揮して上に上がっていくのは難しくなってくるのではないでしょうか?
以前と比べてステップアップしていく人の比率を知りたいですね。
 多分、下がっていると思います。

能力の均等化を図ってコストを下げる・・・。この発想は経営的な発想です。

 

 なんにしても好きだった会社が「上場」と「コンサル的(MBA的)経営」によって魅力が無くなっていくのは残念です。

 時代は変わります、対抗馬が出てくれば面白いのですが。

一番面白いのはTUTAYAがこの分野に参加することでしょうね。
既に本屋としては年間売上でいくと上位10社に入る立派な書店です。(皆さん知っていました?)
またレンタルコミック業も展開しています。CD・DVDは中古セル始めています。
これに古本業が加わったら面白いかなあと思っています。

 まあ、TSUTAYAとブックオフはT-POINTなどで提携関係に近いのでなかなかないと思いますが
もう、私の中ではブックオフでの購入比率は減っていきます。ただamazonは送料と題して採る料金が高いし
何か有効的な古本(コミック)購入を考えたいと思います。
 
 シリーズ物は今やほとんどヤフオク大人買いですね。


にしても残念です。