ソファー席もあるし、老のいない若男女がつどい楽しげに会話している(いや老は今店に着た自分がほぼ該当)。女性2人連れもいる。「なんじゃこれは」と軽いカルチャーショックであった。
お一人様なのでカウンターに座るしかない。スイカのカシスカクテルを頼んだ。フルーツカクテルバー、つまりワインとフルーツカクテルの店のようだった。メニューは結構分厚い。ウィスキー、ビール、普通のカクテルも可。ソフトドリンクもあり、飲めない人でも大丈夫。結構何でも飲める感じ。お通しはミートソース味のシチューのようなもので、正確な名前は失念。
戦前のジャズとはグレンミラーなどのスイングジャズのことだった。米軍放送で良くかかるような音楽。なるほど、これもまたジャンル感の高い定番メニューではある。こういうのはBGMとして違和感なく若い人にお入って来るのかと、新発見であった。
やや辛いお通しなので、フルーツカクテルはたいそう甘く感じられ美味しかった。すっと飲めてしまった。
音を出しているのはカウンター近くの暗がりにある、トールボーイ型のスピーカーだった。アンプは赤いトランスのカバーがあったので、Triodか? と思ったが、もしかしたら違うものかもしれない。
お勘定すると、締めにソーメンが付くとのこと。ちょい辛、甘、ちょい辛でやってくれるのだ。
途中、アナログレコードの針が飛んで1回、元に戻したので、また同じ所で飛んで、次は先に進めていました。この無造作感が何となく面白かった。
オーディオやディスクに対する薀蓄をこの若い従業員の人に求めてはいかんと思う。いや、もしかしたら、すごい詳しい人だったかもしれない。が、この繁盛ぶりはすごいと思ったのだ。
気持ち良くなったので、今日はこれからどうしようかとも思ったが、もう1軒行くことにした。
2013年9月4日記
秋田市大町4-2-34 キプロスビル3F
018-801-5566
18:00~翌5:00
無休
http://mozart-company.com/nagaoka/
![NAGAOKA](https://stat.ameba.jp/user_images/20131006/15/audio-cafe/58/6e/j/t02200293_0800106712707393339.jpg?caw=800)