ダンモ・北本 | Audio Cafe

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ジャズ喫茶、ジャズバー、オーディオ喫茶、名曲喫茶などを巡ります。
  簡単に言えば、レコードやCDで音楽のかかる店に行くブログです。

ダンモ・ズージャですよ。名前からして古き良き時代を彷彿とさせるお店のようですが、どのような感じなのでしょうか。日本一暑いという形容詞が付いてしまう熊谷に行きましたので帰りに途中下車しました。ランチがあるようなので、結構ご近所さんでにぎわうような茶店かと想像したのですが、どうやら違ったようです。

ホームページで地図を見たつもりだったのですが、最初から空振り。まず東口と西口を間違えました。西口が正解。その次はどの道を入るかですが、ここでも間違い。あっていたのかもしれないですが、駅の正面からそれほどずれない所にあるだろうと、正面の方向を探しすぎたのが間違い。一時惜しい所を通ったけれども、結局大きな通のある方角に引きずられてしまったので迷いました。地図が店を中心にして書いてあるので、ややわかりにくく、さらに1箇所間違っているような感じでした。

西口を降りるとマクドナルドがあるので、そこの前の道を線路と直角の方向に歩くと、車が走っている、やや大きな道に出ます。それを渡って大宮方向に行くと「しまむら」が見えます。しまむらまで来て右折するとパナソニックの電気屋など商店が並んでいる場所があるので、その一角です。そこを通り過ぎてしまうと、北本市庁舎がありますが、その建物はプレハブです(もっと大きいと思って、学校のあたりを探してしまったのでたどり着きませんでした)。

17時開店と出ていたので、少々周りを散歩して時間を潰しました所、周辺の地名は「解脱通り」なる地名があったり、何やら剣道をやっている体育館のようなものがあったりで、非常に謎めいた場所でした。寺かなんかかと思ったのですが、武道場のようにも思えました。

17時過ぎに再び行くと、中からマスターらしきご年配の方が、ドアを開けて、「6時からになります。ぜひ寄ってください」と言われました。

これは結構時間があるので、メールチェックやら、マクドでチーズバーガーを喰らうなどして時間を潰しました。

18時をやや過ぎて、店に戻ってみました。今度は明かりが点いていました。「あ、さっきの人だね。いらっしゃい」と言われました。そして、

「ここはジャズ好きな人しか来ないからね。好きなの自分で選んで、勝手にやるんだよ」とマスター。

わりとお任せ系で、成り行きで楽しんでいる自分としては、かなり意表を点かれて戸惑いましたが、とりあえずCDラックの前に行って、眺めると、Miles Davisのプレスティッジのマラソンセッションのうち「Workin' with Miles Davis」が目に入りました。

これは大学生の頃、父親のレコード棚から片っ端から聞いていて一番気に入ったアルバムでした。1曲目レッドガーランドのピアノで始まる It never entered my mind。ジャズ演奏として私が最初に気に入ったものでした。これお願いします、と持って行くと「ほら好きなのあるじゃない」と言って、イントロをマスターが鼻歌を歌いながらかけてくれました。受け入れてもらった感じがして嬉しかったです。

ハイボールとチーズを頼みました。ミックスナッツのお通しが付いてきました(バーなら当然か)。

CDが終わってしまったので、次のを選びました。アナログも聴いてみようかとLPを探していると、今は針を注文中で使えないとのこと。残念。Bill EvansとJim HallのUndercurrentにしてみました。久しぶりに聴きます。マスターはギタリストで進駐軍キャンプで演奏してたそうで、「これ滅多にかからないな。Jim Hallやっぱりいいね」。

このように一人でも気軽にジャズを語りながら酔える場所です。
ハイボールとチーズを注文、1400円なり。18時から20時頃まで滞在。

$Audio Cafe-ダンモ入口

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「Danmo」
埼玉県北本市本町1-69-1
11:00~15:00、18:00~23:00、第24日休
http://www.kitamoto.net/hnc/danmo/index.htm