有名な店で、ここはかなり昔、一度知人に連れてこられたことがありました。ただその時の記憶では、酒を飲んでいたせいか、駅から1分も歩かなかったと思ったのですが、適当な場所を歩けど歩けど全然見つからない。諦めて駅に戻って刊行パンフのある所から英字の芸術文化スポット用の地図を見つけてそれで調べた所、少し歩かないと駄目でした。で、そこからまた探しまくる羽目に。何度も何度も往復してようやく見つかりました。2階に上っていきます。階段を上った記憶も飛んでます。
夏の夕刻、中に入ると確かに暗い店内と英字新聞が貼られた天井は見覚えがあります。入店時には私を含めてお客は2名、その後1人増えました。若い女の子がカウンター内に入ってきましたが、お皿を回す人なのでしょうか。大きなAltec A7が目立ちますが、その真ん中はトイレになっているので、目線をどこに向ければ良いのかという疑問が。おそらく私のようにスピーカーの方を見たりキョロキョロしたりしないで、スピーカーと横対するイスに座って、伏し目がちに珈琲を飲むというスタイルなのでしょう。
さて音の方ですが、ちょっと高音が弱めな感じでしょうか。A7はこういうものだそうです。現代的なHiFiオーディオというより、古き良きジャズ喫茶の伝統を守る、というスタンスの店に感じました。Herbieがピアノの頃のMilesがかかってましたが、その次にMaltaの懐かしいジャパニーズ・フュージョンがかかって意外でした。
ジャズ喫茶というものを知るには格好のお店ですね。
滞在時間は16:30~17:50。
神奈川県横浜市中区花咲町1-43宮本ビル2F