堺市内の遺跡発掘を目的につくられた有識者らの任意団体「四ツ池遺跡調査会」が、市から委託された調査報告書の作成費など約800万円を受け取りながら、報告書を作らないまま約25年間放置していたことが16日、市の調査で明らかになった。ずさんな公金管理に、市は「残金を市に戻させたい」としている。

 市によると、調査会は、堺市の浜寺船尾地区の土地区画整理事業区域内で見つかり、その後、国の史跡に指定された四ツ池遺跡の調査を目的に72年に設立された。当時の市教育長が理事長を務め、73~79年、調査をし、終了後、解散する予定だった。しかし、80~85年度、当初の業務外の調査遺物の整理業務を市から受託。遺物整理も85年度には終了したが、調査会は解散しないまま活動を停止、普通預金口座に約800万円が残され、放置されていた。残金のうち740万円は、市が前払いした報告書の製本費で、それ以外は利息だという。通帳は元教育長名義で、市教委総務課の金庫に保管され、一部の管理職に引き継がれていた。【山田英之】

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