毎日変わるその日の気分は、まるでジェットコースターのように 上がったり下がったり 回転したり台風

できる事なら、今この場所から飛び出してしまいたい。
あの玄関から靴を履いて走って逃げ出してしまいたい。

いくじなしで、優柔不断、何でも人任せ、まともにやれる事なんか何一つなくって、何の取り柄もなく、その上まともに歩く事も、自分の荷物を持つ事さえできないでいる。

私の存在する意味を考えると 私は、私をいらない。

かつて主人は、私をいつも笑っている明るい人だと言った。何百年前の事だろう。

落ち込む時は 何もかもが嫌になる、食べる事も 寝る事も 存在する自分自身が嫌なんだら仕方ない。

この言葉を私以外の誰かが言った時 たとえば私の子供が言ったなら、私は涙ながらに、
『何もできなくてもいい、そこに居てさえくれれば、それだけでいい、』と言うだろう。

出てくる疑問も その答えもわかってはいる。

ただただ、やりきれない思いが、なくなってしまった脳ミソの変わりに 頭の中をズルズルと音をたてて這いずり回る。
かたつむり長音記号1