$kitaの自分史


$kitaの自分史


$kitaの自分史


$kitaの自分史




世耕日記より、一部抜粋

「離党する気はないが、政府の役職には就きたい」という支離滅裂な浜田議員の説明に、われわれは当惑するばかりであったが、4人の前で「離党しない」と明言している以上、それを信じることにして、1時間以上にわたっての説得を終えた。

 しかし、夕方遅くになって浜田議員の秘書が、もう職員もほとんど帰宅した党本部の幹事長室に氏名までワープロで打って、三文判をおした離党届をもってきた。「離党しない」との約束がいとも簡単に破られた瞬間である。

$kitaの自分史

 浜田議員は、東日本大震災の復興を早急に進めることを重要性を大義名分に、昨年夏の選挙で自民党公認であることを前提に投票した多くの鳥取県の有権者を裏切った。
 しかし浜田議員は国際政治の専門家ではあるが、震災復興に熱心であったとの印象はまったくない。自民党では震災翌日から震災対策本部を立ち上げ、多くの議員が作業服で、週末も返上して、現地の情報収集や、救援物資の集積、現地避難所への輸送等を行ってきたが、そこで浜田議員の姿を見ることはなかった。
 また復興関連の色んなプロジェクトチームが立ち上げられて、政府に対して多数の政策提言等を行ってきたが、プロジェクトの会議に浜田氏が出席し、発言したのを見た記憶がない。
 また執行部の聴取では国際政治学の経験を活かして「支援を申し出ている国々との窓口役をやりたい」といっていたが、実際に就任したのはたまたま前任者が不信任採決に欠席したことで更迭されることになった総務大臣政務官で、外国との交渉には縁もゆかりもないポストである。

 このような取って付けたような理由で、自民党に離党を出し、即日民主党政権のメンバーとなった、浜田和幸議員にはこれから世論の厳しい鉄槌が下されることになるだろう。


石破議員ブログより一部抜粋

 自民党は復興に協力していない、というのなら、党の復興関係会議でどれほど発言したのか。連立を巡って開催された両院議員会議に出席して意見を一回でも述べたのか。残念の極みであり、このような人物を推したことに、鳥取県の有権者に対して、全国の自民党支持者に対して申し訳ない思いで一杯です。
 
 歴史の混乱期には必ずこのような、自分が操られていることに気付かない道化的な人物が登場します。自分でも内心忸怩たるものがあったのでしょうか、離党届は本人が持ってくるのではなく、秘書に持参させました。誠に潔くありません。
 私自身、浜田氏を当選させるまでは自分の責務だと思ってきましたが、その後の活動に対してはすべて彼自身の責任と思い、あれこれ言うことを控えてきました。冷たいようですが、国会議員の自覚と責任とはそういうものだと思っています。それが「面倒見が悪い」と言われる所以であることもよく承知は致しておりますが、子供ではあるまいし、甘えるべきではありません。

 人の心を弄ぶこのような手法を使う菅内閣は決して長くないことを断言しておきます。自民党に対決姿勢を鮮明にした以上、脱原発を争点とした解散・総選挙も現実味を帯びてきました。いよいよ国の命運を賭けた戦いが始まるように思います。


たむたむの自民党VS民主党より一部抜粋

さらに大きな問題は、自民党の浜田和幸参院議員の総務政務官就任だ。
 昨日の朝、僕は、石破茂政調会長と打ち合わせがあり、面談することになっていた。ところが、浜田問題で、面談時間がずれ込んだ。
 浜田氏は鳥取選挙区で、前回の選挙では、石破茂政調会長が自らの選挙以上に熱心に運動を行っていた関係で、残念であった。

 浜田氏に、亀井氏他様々な働きかけがあり、その総仕上げで、復興担当の政務官への就任要請が枝野官房長官からあり、浜田氏は復興政務官要請 受諾・離党の意向となった。
 他にも自民党参院議員数名が亀井氏他からの工作があったが、浜田氏が釣り上げられた格好となった。

 浜田氏は新日鉄、青山学院大講師、米戦略国際問題研究所などを経て、2010年参院選で鳥取選挙区から初当選した国際政治学者だ。舛添要一議員もそうだが、国際政治学者というのは、目先の計算にはたけているが、どうも脚光を浴びていないと我慢ができないようだ。
 今は良いが、長期的にみれば、「裏切り者」とのレッテルから逃れることができない。政治センスがいまいちだ。

 舛添要一氏は、自民党にいた時は、世論的には「次期総理NO1候補」だったのが、今は選外となり、名前は出てこない。

 舛添要一氏が自民党に留まっていれば、今の政局ももっと大きく変化していただろうに、残念だ。舛添氏の計算間違いだった。

 浜田氏は昨日の午後、参院自民党執行部に「離党するつもりはない、自民党議員として頑張る」と語っていたが、夜には、離党届を出した。
 結果は、政務官を受けて離党となった。何か政治センスがかなりずれているといえよう。

 今は、震災対応で与野党の協力関係の構築が重要なのに、菅首相は政務官人事でそれを台無しにした。
 今回の菅政権の人事断行は、与野党協調路線を破壊することを目的とし、自らの延命を図ることのようだ。

 今後、浜田氏の政務官に就任で、自民党は強く反発、逆に法案審議を巡る与野党協議が滞る可能性が大きくなり、与野党対立は激化する。

 だから安住淳国対委員長は27日午後、政府が自民党の浜田和幸参院議員に政務官就任を打診し、自民党の反発を招いたことを受け、「(菅直人首相は)国会の厳しさが分かっているのかと疑問に思う」と菅首相を批判した。

 今日、安住淳国対委員長は、自民党・逢沢国対委員長に頭を下げて「(浜田政務官就任)申し訳ない」と陳謝した。

 菅首相は、退陣を迫る民主党執行部から亀井氏に重心を移し、ひたすら自らの延命を目標にひた走りしている。

 第2次補正予算案の成立、再生可能エネルギー特別措置法案の成立、特例公債法案の成立が、菅首相と民主党内、及び野党との対立が激化して、法案等が成立しない場合は、それだけ延命できるというわけだ。

 さらに「脱原発」解散もありうる。


宮川典子さんのツイート @norikomiya

norikomiya6/28 12:48
昨年の参院選を闘った一人として、浜田議員の行動を理解することはできません…。鳥取は「田村vs坂野紛争」もあって、混乱の極みだった選挙区。その中で勝て、政治の場で働く機会を与えてくれたのは誰だったのかを忘れないでほしい!こういう問題が、政治不信の根っこになるのだということも。


中国新聞 6.28

浜田氏の地元「議員辞めろ」 

 自民党の浜田和幸参院議員(鳥取選挙区)が菅内閣の政務官就任を打診され、離党して要請に応じる意向を示した問題で、同党鳥取県連の山口享会長は「唐突、軽率で、自己本位の行動。政務官を受けるなら議員を辞職し、1人の評論家として受けるべきだ」と批判した。

 浜田氏は米国戦略国際問題研究所などを経て昨年7月の参院選で初当選。党県連の組織を挙げて戦い、先行していた民主党候補を破った。選挙戦では民主党の「ばらまき政策」を激しく攻撃していた。

 浜田氏からは党県連に説明や意思表示はなかったとし、民主党にも「自らの公認候補を破った者を受け入れるとは理解できない」と不信感を表した。

 東日本大震災の本格復興へ向けて与野党の協力が求められている時だけに、山口会長は「円滑な政権運営どころか逆の方向に走る可能性もある。その責任は大きい」と指摘した。



産経新聞 6.30

 自民党に離党届を提出した浜田和幸参院議員を総務政務官に一本釣りした菅直人首相の政治手法に、仙谷由人官房副長官の堪忍袋の緒が切れた。引き抜きで民主、自民、公明3党の協調は崩れ、70日間延長した通常国会は10日近くも無駄になった-。仙谷氏が爆発させた怒りは、首相の想定以上に広がりつつあるようだ。(水内茂幸)

 「まるで山伏内閣だ」

 30日昼、国会内で開かれた前原誠司前外相のグループ(凌雲会)の会合。仙谷氏は内閣の一員であることを忘れたかのように、首相をなじった。独断で浜田氏を起用した首相のことを、周囲の声など聞こえない深いに山中に住む修験者に例えたかったのか、それとも「ほら吹き」とでも言いたかったようだ。

 批判は浜田氏にも向けられた。「(浜田氏は)与野党交渉の妨げになる。政権の信頼にも関わる」。政権入りを決めたばかりの政務官をバッサリ切り捨てた。


ZAKZAK 7.1


 人の道に反する!“一本釣り”浜田が自民に2千万借金してた

 菅直人首相に「一本釣り」された自民党の浜田和幸総務政務官が、同党鳥取県連に2000万円以上の借金を残していることが1日、分かった。今回の内閣人事について、同県連は事前に何も知らされず、離党届の提出前に借金も返却されなかった。県連内には「人の道に反する。菅政権に協力するなら即返却すべきだ」と憤慨する声も多いという。

 県連の宇田川隆久事務局長によると、浜田氏は昨年夏の参院選で初当選したが、選挙費用や政治活動費として、県連は約4776万円を立て替えていた。その後の県連大会で「2000万円は寄付する」と決まり、昨年9月末、約2776万円の借金が確定したという。

 ところが、浜田氏は「領収書を精査する」「使った記憶がない」などといい、返却を先延ばしにした。さすがに県連内でも問題となり、今年3月末、「約2776万円を無利子で4年間で返却する」という契約書が交わされ、4月末に1回目の約694万円は返却された。

 約2カ月後、浜田氏が突然、「一本釣り」された。県連には何の連絡もなかったという。

 宇田川氏は「県連内には浜田氏への批判がすごい。『応援したのに、何も言わず、後ろ足で砂をかけていくなど許せない』『自民党に借金したまま、民主党に寝返るなど人の道に反する。寄付した2000万円も含めて、即刻返却を求めるべきだ』といった声が多い。5日に党本部の党紀委員会で処分が決まる。その後、県連としての対応も決めたい」という。

 浜田氏は1953年、鳥取県米子市生まれ。国際政治学者として活躍した後、昨年夏の参院選で、鳥取選挙区から自民党公認で出馬し、約15万8400票を獲得して初当選した。

 浜田事務所は、夕刊フジの取材に対し、「契約書を交わしているので、現段階ではとりあえず、その方向(=4年間で返却する)で考えている」とコメントしている。