いよいよ今年も終わりに近づきましたが自室のオーディオ環境を再構築しました。
今までDAC内臓ポータブルヘッドホンアンプでウォークマンやiPhone 4Sを聴いたり、PCの音源を楽しんでいましたが、DAPを持ち出して聴く機会が減ったのでSONYのウォークマン楽曲管理ソフトのx-アプリで今まで取り込んだロスレス音源約7400曲を据え置き型アンプで聴くことにしました。
まず据え置き型ですがUSBバスパワーのDAC/アンプタイプのものにしました。
理由はポタアンとの出力の違い、大きさの制約がなくなったことでより高音質化できるパーツが積んである、大型ヘッドホンに向いているといった辺りからです。
ポタアンでヘッドホンを聴く際にボリュームを上げていくと普通に音量はとれますがボリュームが小さいとき低域が痩せてたりしませんか?
そういったことも据え置きならボリュームをひねった瞬間からしっかりした音が出ます。
ばてりーの心配もないし。
今回選んだのはイーイヤホンWEB本店で見た目気になったFOSTEX HP-A3でした。
電話でスタッフに聴いたらおススメがちょうどこの機種で即決定。
価格はPCオーディオ/DACとしては手を出しやすい27,800円でPCとUSB接続するだけでドライバーがインストールされるので設定は再生デバイスのプロパティの詳細にある既定の形式を2チャンネル、24ビット、
96000Hz(スタジオの音質)に変更するだけです。
これが本体、フロント部です。LEDが2個、6.3mm標準ジャック、USB入力とOPTICAL入力の切り替えスイッチ、ヘッドホンとRCA出力の切り替えスイッチ、ボリュームノブがシンプルについています。
背面にはRCA出力、OPTICALのINとOUT、USBケーブル端子があります。
PCとの接続はUSBケーブルを挿すだけのシンプルさ。
接続してUSBドライバーが読み込まれるとこの状態に。
左側に赤と緑のLEDがありますが赤がPOWERで緑がLOCKとなっています。PCの電源がオンの場合でスリープなどになると緑のLEDは消えます。緑のLEDはHP-A3でヘッドホン側に出力されている場合に点灯し、DACとして出力すると消えます。
ですのでヘッドホンアンプとしての利用時は通常両方のLEDが点灯することになります。
ちなみに手持ちのゼンハイザーのHD598と組み合わせてみました。
HD598はロングケーブルで6.3mm標準プラグなのでそのまま使えます。
手持ちで言えばULTRASONEのHFI-780はステレオミニのショートケーブルと4mのステレオミニの延長コードで、プラグもステレオミニなので付属の6.3mm変換プラグを使用しないと接続できません。
SONYのMDR-1Rもステレオミニで1.2mなので延長ケーブルが欲しいところです。
ULTRASONEのHFI-780購入前はソニーの延長ケーブル(ステレオミニジャック-ステレオ標準プラグ)を持っていたんですが延長ケーブルを変えると音質も変化し面白くなります。
しかし何といってもHP-A3のパワーのおかげでどのヘッドホンもしっかりドライブ出来て良さを十二分に引き出してくれました。
HP-A3自体の音傾向はフラット系で音場はそこそこ広い感じだと思われますがヘッドホンによってはより広い音場を体感できます。HFI-780やHD598などは気持ちの良いほろ狩りを実感できます。
濃い音を聴きたければMDR-1Rなどという風に使い分けできますし。ここに挙げたヘッドホンはイーイヤホンの中古で揃えれば意外と安く手に入るのでイヤホンより安く良い音を手に入れることもできます。
あと延長ケーブルの違いで低域が太くなったり、全体にクリア感が出て爽快な感じが出るものもあるのでリケーブルをすぐしてしまう前に遊べることは多いと思います。
ポータブルを否定はしませんがPCオーディオを据え置きタイプで楽しむのもいいかと思います。