先日e☆イヤホン日本橋本店で試聴し一目惚れで購入したKlipsch Reference ONEですがウォークマンF807直挿しとPHA-1を挟んでの試聴でかなり個性の違いを体験できました。
e☆イヤホン日本橋本店で試聴した時はウォークマンF807直挿しでしたが、直挿しでの音のイメージはしっかり芯のある低域ですが中高域を邪魔することなく中高域のクリアさで音場が広く遠くを見据えるような感じでした。
で、ビックカメラでポイント購入したKOSS PORTA PROが届いたのでSONYのヘッドホンアンプのPHA-1で聴いてせっかくなのでKlipsch Reference ONEで直挿しとの違いを聴いてみました。
もともとの中高域のクリア感はありつつ低域の厚みがぐっと増し、ずっしりとしたイメージに。
バランス的ににはドンシャリの低域バランスの強さが目立ちました。
しかしだからと言って全体のバランスが破たんすることなく、まるで別のヘッドホンになったような感じです。
より低域の厚みを楽しみたいならPHA-1を挟むといいし、より透き通った繊細な感じを得たいならF807直挿しが良いんだと思います。
イヤホンでのイメージの変化は極端に感じませんでしたが、ことKlipsch Reference ONEに関しては変化の差が面白いです。1万ちょっとのヘッドホンですがやっぱり惚れ込んだ通り音に関してはKlipschならでは妥協がないですね。
ちなみにKOSS PORTA PROでも聴き比べ。
F807直挿しだとKlipsch Reference ONEと同じく芯のある低域はあるものの厚みが薄めに出ます。
PHA-1で聴くと同じく低域の厚みと迫力が前に出てきて安定感がしっかりするような感じ。
直挿しだと開放型ゆえの低域の逃げがあり安定感にやや欠ける印象でした。
しかし国産メーカーではなかなかできない価格帯と音質を考えた場合クリアで品と芯がありつつ安定感のある低域という点では共通したものを感じました。
あと2機種とも楽しく聴けるチューニングの音だと思います。
どちらかを勧めるとしたら自分は敢えてKlipsch Reference ONEを進めます。
ポータブルとして持ち出すには密閉型が有利というのもありますがこの価格帯では開放型に引けを取らない澄んだ広い音場は魅力的です。