１日目サナア（2007/4/14）
◆旅跡（タビアト）◆
★１日目（2007/4/14） ： （中部） ～ 【ＵＡＥ】ドバイ ～ 【イエメン】サナア
□２日目（2007/4/15） ： サナア ～ マーリブ ～ サユーン
□３日目（2007/4/16） ： サユーン ～ タリム ～ シバーム ～ サユーン
□４日目（2007/4/17） ： サユーン ～ ワディ・ドアン ～ サナア
□５日目（2007/4/18） ： サナア ～ マナハ
□６日目（2007/4/19） ： マナハ ～ ハババ ～ スーラ ～ シバーム ～ コーカバン ～ ワディ・ダハール ～ サナア
□７日目（2007/4/20） ： サナア
□８日目（2007/4/21） ： サナア ～ ドバイ ～ （中部）
写真はこちら （１ＹＲ = ０．６２円）
今回は、中部国際空港（セントレア）から出発。
セントレア発の便の乗客が少ないんか、エミレーツ航空が名古屋までの新幹線代を負担してくれるってゆうんで。
さすが、金持ちドバイの航空会社。
ただでさえエミレーツって航空券安いのに。
成田まで行くんと時間的にそんなには変わらんし、セントレアにも１回くらいは行ってみたかったから、ちょっとらっきー♪
ドバイで飛行機を乗り換える際に、日本人２人（Ｔくん、Ｔさん）に出会った。
どーやら、同じ便でイエメンへ行く日本人はこの３人だけみたい。
ＧＷ前ってゆう中途半端な時期やし、そんなもんか。
でも、その３人が in も out も同じ便とゆう奇跡やった。
そして、日本を発って１６時間後、イエメンの首都サナアに到着。
空港でビザを取得しよーとすると、やっぱり３０＄やった。
２５＄ってゆう話もあったけど、料金表を見たら、まぁだいたい３０＄くらいか。
日本で取って行くよりも全然安いね。
ただ、空港での取得は不確定要素が満載やから、危険やったりするねんけど。
空港を出ると、晴れていた。
事前にネットで見た時は、雨予報やったのに・・・。
まぁ、日本の天気予報ですら当たらんのに、こんなとこの予報が当たるわけないか。。。
でも、標高２０００ｍやからか、そんなに暑さは感じず。
ここが標高２０００ｍって感じも全くせーへんねんけど。
やっぱり、ちょっとひとっ走りでもして息切らしてみんと分からんのかな。
空港の中に戻って両替をしようとすると、１＄＝１９８ＹＲのはずが、小銭を切らしてたようで、１＄＝２００ＹＲで両替してくれた。
ちょっぴり、らっきー♪
でも、そのせいで大きい札しかもらえんかったから、これじゃーダッバーブに乗れねーよ・・・。
てことで、空港の外にあった銀行で両替をしてもらうことに。
おー、珍しい、、、窓口の人が女の人やん。
イスラム圏で女の人で働いてるってことは、すっげーエリートなんかな。
空港を出ると、いつもどおり近寄って来るタクの客引きは無視して、ダッバーブに乗り込む。
と、なぜかその中までついてくるやつらが２人。
聞くところによると、俺らがとりあえず行こうと思ってたマナハ・ツーリズム・ホテルの従業員やとゆう。。。
ほんまかどうかは怪しかってんけど、とりあえずパーミットを取るためのハサバのツーリストポリスの場所は知ってそうやったんで、案内してもらおうと考えた。
ハサバのツーリストポリスって、分かりにくいところにあるらしーしね。
ツーリストポリスに行くと（ハサバから１０分くらいは歩いた、けっこう遠かった・・・）、ポリスがタイズやイッブ、ジブラなんかはツアーじゃないと行かれへんとか言い出した。
はぃ～？ふつーに自力で行ったってゆう人が、今までにも山ほどいてるんですが？？
文句をゆおうかとも思ってんけど、とりあえずそっちの方には元からあんまり行く気はなかったんでやめといた。
一応、おまけで申請しとこうかと思っただけやったし。
ツーリストポリスを出て、ここまでずっとついて来た２人とよくよく話をしてみると、どーやらこいつらは俺らが行こうとしてたツアー会社の人間らしい。
そう、あの日本人の人がいるらしいってゆうツアー会社。
サユーンへの飛行機のことを聞きにちょろっと行ってみようと思ってたから、ちょうどいいやん。
それならとりあえず、ダメ元でこいつらにちょっとついて行ってみるか。
で、更に話をしてみると、２人は２０歳（アブドル）と２２歳（モハメッド、こっちは２２には全然見えへん、むしろ３０代後半でもいいくらい・・・）てことやった。
なわけで、ツーリストポリスを出た後、この２人がこっちやってゆうから、何も考えずについて行ってた。
すると、そっちにもダッバーブ乗り場があるんかと思いきや、タクで行くんやろ？とか言い出した。
はぁ～？ここまでも、ダッバーブで来たやん・・・。
タクに乗るよーなやつらなら、空港からここまでもタクに乗ってるっしょ！
バスターミナルとは逆向きに歩いとったから、怪しいなーとは思っててんけど、やっぱりかい。。。
けっこう歩いて来てもーて、バスターミナルはもうかなり遠ざかってまってたんで、仕方なくタクに乗ることにした。
あーあ、５倍も無駄にお金がかかってまったよ。。。
ただ、２人が交渉してくれたタクの運賃（１人１００ＹＲ）は、現地価格で済んだんかもしれんけど。
ホテルに荷物を置くと、早速ツアー会社へ。
う～んイエメン人、街中を歩いてても、無駄に寄ってけーへんし、客引きも大したことない。
何よりも子供がうざくないし、これはけっこういい感じかも。
街並はすっげーキレイやし、この国が１番人気になるんもちょっと頷けるかな。
そして、ツアー会社到着。
もっとオフィスみたいなとこを想像しててんけど、ふつーに土産物屋やった。
店は、アブドルの叔父さん（フセイン）がやってる土産物屋らしく、そこでツアーエージェントも一緒にやってるみたいやった。
アラビア語学校に行ってるらしい日本人の人が帰ってくるまで、まだ１時間ほどあるってことやったんで、それまでフセインの家を見せてもらったり、その屋上で民族衣装を着させてもらったりしてた。
そんなこんなで１時間後、日本人の奥さん（Ｏさん）がご帰宅。
で、サユーンへの飛行機の話を聞いたり、イエメン内の移動手段のことを聞いたりすると、イエメンではツアーを組むんが一番柔軟に行動できるらしいてことが分かってきた。
外国人がイエメン内を移動するには、やっぱりほぼパーミットが必要になってくるらしーんで。。。
ところで、アブドルは２０歳でこのツアー会社の社長やとゆう。
１４歳の時から手伝ってたこの会社を、最近、親父から引き継いだんやって。
で、ここでも、ツアーをこっちの要望で組んでもらえるってことで、とりあえず検討開始。
１番のメインは、やっぱりシバーム。
で、次がシャハラ。
が、交渉の途中でアブドルが確認を取ったところ、シャハラはほんとについさっき、クローズになってまったことが分かった・・・。
また、ベドウィンと政府との間でドンパチがあったとのこと、、、まじっすか。。。
最近再オープンされたとこやって聞いてたのに、運悪いな～。（Ｔ_Ｔ）
その後、途中で昼飯をごちそうになったりしながら、ツアー決定！！
結局、５日間のツアーで２６０＄（宿、食事別）。
はっきりゆってかなり高いし、他のツアー会社にも聞いてみてから決めようかとも思ってんけど、他のとこに今から聞きに行くんもめんどくさいし、怪しいツアー会社なんかもあるらしいし、ツアーでしか行けんとこも回ってくれるっぽいから、まぁ良いかってことで決めてまった、そんなにぼったくってもないっぽかったし。
サユーンが夜行バスで行けたらいいねんけど、パーミットの問題から外国人にはなかなかチケットを売ってくれへんみたく、バスのチケットの確保のためだけに少ない時間を無駄に使いたくはなかったんで、短期間で効率良く回るためには仕方がないかな～。
でも、１人やったら、絶対ツアーとか使わずに自力で回ろうとしたやろーけどね。
それにしても、イエメンのツアーってくそ高けー。
政府へのパーミッション代が高いってゆう話やねんけど、ほんまにそうなんやろか？
結局、何やかんやあれやこれやで、３時間くらいツアーの検討をしていた。
そして、やっとのことで決定すると、またシャイをもらい、噂のカートももらった。
カート、ものは試しって感じで口にしてはみてんけど、やっぱりただの葉っぱやった、、、覚醒効果も全然出てこーへんし・・・。
そんな、覚醒効果が出てくるまで何十分も噛んでられへんよ。。。（Ｔ_Ｔ）
気が付くと、もう夕方近くになっていた。
やっとのことで旧市街へ繰り出すと、バーバルヤマンを目指して進む。
が、なかなか辿り着けへん・・・。
結局、ずっと反対方向に進んでて、辿り着いた時には、かなりの回り道をしていた。。。
ほんと、迷路やねここは。
まぁ、その分いろんな店が見れて良かったけど。
途中、岩塩みたいなのがあって、１個もらって食べてみると、ガムやったんにはびっくりした。
しかも、噛み終わって味が全くなくなった後のガムって感じで、ふつーにまずかったし。。。
それにしてもイエメン、いいとこやね～、ほんとに人も良いし♪
そーいえば、俺ら３人の他に日本人を１人も見ーへんとかって珍しいな～。
バーバルヤマンに上れるってことやったんで、上って夕焼けを見た。
そこから眺める旧市街の風景は、めちゃめちゃキレイやった。
そのキレイさは、言葉なんかでは到底表しようがないくらい。
陽が暮れるのを見届けると、ツアー会社へ戻る。
アブドルが、夜飯もごちそうしてくれるってゆう話やったんで。
このアブドル、かなりのボンボンみたく。
が、２０歳で社長やからか、そーゆう性格なんか、所々で一瞬、お金にシビアな一面を見せる。
そこだけはちょっと気になるねんけど、基本的にはいいやつなんやろう、きっと。
てことで、フェリーサ？とサルタとホブスとカフワ・アル・ギシル（殻コーヒー）をごちそうしてもらう。
フェリーサ？は、すげー美味しかった。
サルタは、フセインの奥さんが作ってくれたらしかってんけど、葉っぱ味やった。
カートをふつーに噛んでるやつらにはきっと美味しいんやろうけど、これはちょっときつかった。。。
それにしても、今日会ったところやのに、こんな昼も夜もおごってもらっていいんやろか？
まぁ、お高いツアーを申し込んだんやから、いっか。
ごちそうさまをすると、マンゴージュースを飲みに。
そーいえば、イエメンの街はゴミで溢れてるって聞いててんけど、そんなでもないな～。
とか思いながら歩いてると、サッカーをしてるやつらを大発見。
当然、混ざる。
標高２０００ｍで、息が切れるのが若干早いよーな、そーでもないよーな。
きっと、もっと本格的に走ったら、違いが分かるんかも？
１５分ほどやっててんけど、２人に待ってもらってたんで、その辺でやめといた。
でも、楽しかった♪
で、マンゴージュースを飲む。
５０ＹＲなはずやのに、店のにーちゃんは１００ＹＲやって譲らんかった。
俺は、じゃあやめようかな～と一瞬思ってんけど、２人が折れちゃったんで、仕方なく俺も１００ＹＲで飲むことにした。
１００ＹＲか、、、高いな～。
ここでもやっぱり、１人やときっと飲んでなかったと思われる。
いつものことやけど、その国に行ったらその国の人達と同じ金銭感覚を持ちたいと思ってるんで。
観光客料金なんて、クソ食らえ！！やわ。
てことで、１日目終了。
今回の旅は、思いがけず団体行動をとることになった。
ツアーを組むんなら、できるだけ人数多い方がお得になるらしーから。
でも、俺、団体行動って苦手やねんけどな～。
まー、何とかなるか。
そーいえば、虫除けスプレーをセントレアで没収されたんやった。。。
海外の虫にも効くんかってゆうのは微妙なとこで、正直気持ちの問題なだけやねんけど、やらんよりはやっとく方がましっしょ？
そんなに汚いベッドやないから大丈夫かな～。
てな感じで、今日はこの辺でおやすみなさい。m(＿ ＿)m
