継投策は難しい | 2人のヒサシを応援するオッサンが息子くんと戯れるブログ

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今日これからセ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージが始まります。



私ゃもともとセ・リーグに興味などないので一野球ファンとして「野球を」観戦する形になりますが、ペナントレース優勝の価値を高めるためにもドアラに頑張ってもらいたいと思います。

セ・リーグ(正確に言うとジャビットtolucky*01)から興味を失った理由に関しては、また後日作文します。

(注:興味がないのは球団そのものでありまして、個々の選手に関してはまったく別の話です。かつては来期からtolucky*01ファーム監督に就任する吉竹春樹さんを応援していましたし、現在だと藤川投手の投げるボールを見るためだけでも入場料を払う価値があると思っています。)

ということで、

ここまでのクライマックス・シリーズを見ている限り、キーになっているのは「継投策」です。それもここまで涙を呑んだ汗3チーム全てが、勝ちパターンのピッチャーが喫した手痛い失点のためにシリーズ敗退を余儀なくされてしまっていますしょぼん


ライオンズに関しては、シコースキー投手のシーズン終盤の乱調をカバーできるピッチャーがいなかったことが敗因となってしまいましたが、タイガース・ホークスの場合は普段よりも1つ早い継投策が完膚なきまでに裏目に出てしまいましたダウン

普段とは違う継投策がハマってチームが勝利したらマスコミ各社は「名采配」とはやし立て、逆の目が出てしまったら「継投ミス」と書き立てるだけのことです。何度もここで言ってるとおり、継投策の成否は「結果論」でしかありません。

実際に短期決戦の戦い方は継投策を中心に普段とは変わってくるんですが、試合に臨む上で軸となる戦い方まで変える必要はありません。そういう意味で第2戦のタイガース、第5戦のホークス共に監督が勝負を焦ってしまったことが最悪の結果を招いてしまったと思うしかありませんでした。


まずtolucky*01

好投の久保投手に代打を出してバントというナッシーもびっくり叫びのバント至上主義から始まったドタバタから、前日に2イニング投げていた久保田投手の7回からの投入、そして守護神藤川投手の2イニング投球という策が正しかったのかどうかは普段の試合を観ていないのでなんとも言い難いところですが、シーズン中のプロ野球ニュースを見ていた限りでは藤川投手の2イニング目は球威がガックリと落ちていたように見えることが多かったです。


短期決戦ではファンを納得させる采配など執る必要は何一つありませんが、この試合に関しては真弓さんが、戦っている選手ですら疑問に思うような策を土壇場で執ってしまったように思えてしまったのは、私が普段からセ・リーグの試合を観ていないからなのでしょうか。チームの勝ち頭の先発投手は、もう少し信用して起用したほうがいいのではないかという感じがしてなりませんでした。まぁ能見投手の初戦での背信投球や、練習中に久保投手が打球を受けてしまったことなんかも要素としてあったのかとは思いますが・・・。



そしてホークスは好投のせんと君を下げてしまったところから悪夢が始まったわけですが、この降板に関しては普段のせんと君の投球を考えれば十分にあり得る策でしょう。ただ私個人的にはこの日のせんと君の投球は、普段ファイターズ戦で見せている「月に1度の好投日」のものに見えました。

6回からの継投策に入ったホークスですが、なぜか森福・甲藤・攝津の3人の好リリーバーをすっ飛ばしてファルケンボーグ投手を投入したのには驚くとともに、秋山さん以下ホークス首脳陣の焦りを感じてしまったのは私だけだったんでしょうか。


この継投策は、そこまでファルケンボーグ投手の2nd.ステージでの登板がなかったこと、甲藤投手が前日に2イニング投げているという物理的事情が働いたとかと思います。秋山さんのなかではファルケンボーグに6・7回の2イニング、そして8回は攝津投手でという構想があったのでしょう。


ただ・・・

素人考えで申し訳ありませんが、ここで「勝ちパターンを崩す理由」はなんだったんでしょうかえっ

ファルケンボーグ投手が6回から登板したことはこの2年間1度もないはずですし、ホークスの勝ちパターンの3人は全て実力を兼ね備えた右のパワーピッチャーチカラコブです。ファルケンボーグ投手を2イニング行かせるのであれば、6回攝津投手・7~8回をファルケンボーグ投手という形の方が、出て行くピッチャーも投げやすいでしょう。短期決戦の投手起用は普段とは変わってくるということを先に書きましたが、決まった形を持っているチームの勝ちパターンの継投策に関しては違うことをやる必要はありません。このことに関して言えばペナントレースと同じです。


意味なく勝ちパターンの継投を崩すリスクはプラスよりもマイナスの方が大きいです。

今年のファイターズも1点リードの8回に建山・宮西ではなくウルフを投入して勝てる試合を落としてしまったことが、結果的に(まさに結果論でしかないが)Bクラスに沈む要因の1つになってしまったように、勝ち試合で選手に疑念を与えるような継投策は見事なまでの命取りになります(この継投は開幕2戦目の武田勝の降板パンチ!、札幌最終戦の小谷野のバントパンチ!に並ぶナッシーの2010年度版ワーストヘボ采配だったと思う)。

特にこの試合のホークスは、2年間積み上げてきたもの全てを否定してしまったくらいの大きな継投策違いを最後の最後で犯してしまったと言っても良いのではないでしょうかドクロ


何度も繰り返しになりますが、

継投策の成否は結果論でしかありません。


でも、方法論に問題があるときには継投失敗は必然のものになってしまいます。


そういった意味で、タツノリ氏がクルーン投手をどのように扱うか。

山口投手が1stステージで素晴らしい投球を見せただけに、野球ファンとして初戦の戦い方は注目ですねチョキ