パリの衣装工房

パリの衣装工房

パリとその近郊を中心に活動する、舞台衣装家で二児の母の、おフランスの日常。

昨年末、残った予算でアトリエで使うものを調達するから必要な物を選べと、カタログが回って来ました。


私が真っ先に書いたのは、LED付き拡大鏡。


薄暗いアトリエでの作業で目は疲れるし、夏から2回もメガネ変えてるのにまた見えにくくなって来たし、絶対必需品!

と言う私のマネしてみんなも書いたら、とりあえず二つだけ、と言って違う人がゲット。


予算足りないなら仕方ない、どうしても必要だから自分で買う、他の頼む時に注文出来るかと聞いたら、他にも必要な人の名前書かされ、今日配られたと思ったら、「全員分ないから、各テーブルに一つずつ」と言って、また私は貰えない危機に。


ひどい、酷すぎる😡


いつもは大人しくしてる私もさすがに受け入れられず、シェフに文句。


だって、見えない私がもらえないのに、普段ランプも使ってない、老眼でもない若い子2人が受け取るとか、あまりにもおかしな話じゃない⁇しかも、最初に必要と言い出した私がなしってどう言う事⁇


そしたら、夏から何度もメガネ変えては見えない見えない言ってた私を憐れんで、本当は欲しいけど必要ではない若い子が譲ってくれました。


が、それもなんだか気まずい…


既に彼女、テーブルに設置始めてたし。


その上、文句言ってる私と目が合ったもう1人の子、何も言わずにキープした挙句に使わないんですけど!


もうひとり、引退間近の人が貰えてないんですよ。


使わないなら譲ってあげたら?


ていうかそもそも一つは私が買うからと言って注文した物なのに、何故こんなに気まずい思いをしなきゃいけないの。


もっと言えば、予算どうこうなんて私たちには関係ない事なんだし、それをやりくりして働きやすい状況を作るのがシェフの仕事でしょう。


なぜ社員1人1台持たせないかな。


もし譲って貰えなかったら、その場で劇場医に会いに行って状況改善圧力かけてもらおうと本気で思いましたよ。年に2本分の、メガネの領収書も添えて🖐🏻