原題：The Cave
2005年(米／独) 上映：1h37
監督：ブルース・ハント
脚本：マイケル・スタインバーグ／ティーガン・ウェスト
出演：パイパー・ペラーボ／コール・ハウザー／レナ・ヘディ／エディ・シブリアン／モリス・チェスナット／ダニエル・デイ・キム／他
ルーマニア・カルパチア山脈の奥深くで、長きにわたり封印されてきた巨大洞窟が発見される。そこは、テンプル騎士団を滅ぼした翼を持った悪魔が住むという伝説の洞窟。調査に当たる洞窟研究の第一人者であるニコライ博士は、メキシコ・ユカタン半島で活動中だったケイブ（洞窟）ダイバーの精鋭チームを呼び寄せる。［シャーク］と呼ばれるそのダイバーチームは、事態に冷静に対処するジャックを筆頭に、潜水能力に長けているが直情型でスタンドプレーが多い弟のタイラーや、男勝りな性格でチームに溶け込むチャーリーなど個性派ぞろいだ。さっそく調査を開始した一行だったが、やがて隊員の一人が突然姿を消してしまう・・・。
舞台が洞窟のホラー作品として同時期に制作された『ディセント』('05)と『ザ・ケイブ』('05)に続く3作目です。ここまできたら3作品を比較せねばという多少の義務感とL・ヘディが目的で観ました。
3作品とも基本ストーリーは同じで、洞窟に潜む「何者か」の正体が異なります。本作はアクション要素もあり、全体的に一番お金がかかっていそうですが、種明かしの中身があまりに非現実的だったと思いました。系統的にはホラーというよりもエイリアンものですね。
結局、どこかで観たことがあるネタを洞窟に置きかえただけでオリジナリティは皆無でした。
「洞窟対決」の結果は、ダントツで『ディセント』に軍配。
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地獄の変異