原題:Ultraviolet
2006年(米) 上映:1h27
監督:カート・ウィマー
脚本:カート・ウィマー
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/キャメロン・ブライト/ニック・チンランド/ウィリアム・フィクトナー/他

21世紀末、新種のウィルスが蔓延、感染した人間は超人的な知能と運動能力を身につけるが、“ファージ”と呼ばれた彼らは感染後わずか12年で命を落とす運命にあった。ファージの能力を恐れた人間たちは、彼らの根絶を企て、政府によるファージ掃討作戦が開始される。追い詰められたファージは地下組織を結成、人間政府との激しい抗争を繰り広げる。やがて政府はファージ絶滅の切り札となる最終兵器の開発に成功する。ファージ側はその情報をつかむと、最終兵器強奪のため、最強の殺し屋ヴァイオレットを送り込む。かつて、感染した夫と子どもを政府に殺され復讐に燃えるヴァイオレットは、兵器の入ったケースを難なく奪い去る。しかしその直後、彼女は最終兵器がわずか9歳の少年であることを知るのだった。

『バイオハザード』('01)シリーズの主人公アリスのイメージをそのまま更に発展させて近未来アクションに仕立て上げたような作品です。

この手の「格闘シーンがカッコ良ければいい」的な、ストーリーよりも見た目のカッコ良さや勢い重視の作品はキライではありません。『マトリックス』('99)も元々はこの類の作品ですし。

当然、主人公がカッコ良いことが大前提になりますが、GUN=KATA(監督/脚本のK・ウィマーが『リベリオン』('02)で発案した架空の格闘技)で暴れまくるM・ジョヴォヴィッチは間違いなくカッコ良いです。四次元ポケットのようなアイテムの設定も面白かったです。

少なくとも同系列の『イーオン・フラックス』('05)の何倍も楽しめました。

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