原題:X-Men: The Last Stand
2006年(米) 上映:1h44
監督:ブレット・ラトナー
脚本:ザック・ペン/サイモン・キンバーグ
出演:ヒュー・ジャックマン/ハリー・ベリー/パトリック・スチュワート/ジェームズ・マースデン/ベン・フォスター/ファムケ・ヤンセン/イアン・マッケラン/他

プロフェッサーXの右腕だったジーンの死により、いまだその動揺から立ち直れずにいるX-MEN。そんな中、“ミュータントは病だ”と主張する天才科学者によって、ミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬“キュア”が開発される。「ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるか」 という究極の選択に、ミュータント社会は大きく揺れる。マグニートー率いるブラザーフッドは、キュアの根絶を狙い、キュア開発のカギとなる少年ミュータント、リーチの強奪に動き出す。一方、X-MENは人類とミュータントの全面戦争を回避しようと奔走するのだが・・・。

監督が前2作のブライアン・シンガーからB・ラトナーに交代したシリーズ第3弾。

面白かったか否かと問われれば面白かったです。上手くまとめたという感じで、娯楽作品としては合格。どうもB・ラトナー監督にシリーズ作品を撮らせると、無難に楽しめるものの、何かが足りない「上の下」な仕上がりになるようですね(『レッド・ドラゴン』('02) 然り)。

本作はシリーズ完結編に相応しく、話自体はシンプルながら、勿体ぶることなく最初から最後まで突っ走る点は良かったです。次々と主役や準主役級が姿を消していく展開は、「気合い入ってるなぁ」と感じました。

ただ逆に前2作との継続性の意味ではイマイチ。今まで伏線を引きまくってたウルヴァリンの過去の話はどうなっちゃったの?

●関連作品●
『X-メン』('00)
『X-MEN2』('03)

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■DVD■
X-MEN:ファイナルディシジョン