原題：Poseidon
2006年(米) 上映：1h38
監督：ウォルフガング・ペーターゼン 脚本：マーク・プロトセビッチ／ポール・ギャリコ(原作) 出演：カート・ラッセル／ジョシュ・ルーカス／ジャシンダ・バレット／リチャード・ドレイファス／ジミー・ベネット／エミー・ロッサム／マイク・ボゲル／ミア・マエストロ／アンドレ・ブラウアー／ケビン・ディロン／フレディ・ロドリゲス／カーク・Ｂ・Ｒ・ウォーラー／ステイシー・ファーガソン／ケリー・マクネア／他
大晦日の夜。北大西洋を航行中の豪華客船「ポセイドン号」。広大なボール・ルームには大半の乗客が集まり、ニューイヤー・イブの祝宴が華やかに催されていた。ところが、今まさに新年を迎えようとしたその瞬間、50メートル近くもある巨大な波がポセイドン号を襲い、船は瞬く間に船底を上に向けて完全に転覆してしまうのだった。4000人の乗客の多くが一瞬にして命を失う。天地逆転したボール・ルームに残るわずか数百名の生存者たち。ブラッドフォード船長は救助が来るまでこの場に止まるよう全員に命じる。しかし、プロのギャンブラー、ディラン・ジョーンズは自らの直感を信じ、一人脱出を企てる。一方、前ニューヨーク市長のロバート・ラムジーも、別の場所にいる娘ジェニファーを捜すため、ディランと行動を共にするのだった・・・。
パニック映画の金字塔である『ポセイドン・アドベンチャー』('72) のリメイク作品です。そもそも今更リメイクする理由が不明ですが・・・実際は登場人物が異なる等、巨大豪華客船が逆さまになるシチュエーション以外は全くの別作品でした。
そういう意味で、単なる海洋サスペンス・アクションとして観るなら少し物足りないながらもまぁ合格、ついオリジナルと比較してしまう方だとがっかりといったところです。とにかく話がどんどん進むのは良いのですが、人間ドラマが展開する暇がないので登場人物が死んでも「ふーん」ぐらいにしか感じないのは致命的です。
ストーリー展開にしても、そのステージに用意された課題をひたすらこなすゲームのようでした。しかも振り返ってみれば、スタート時点で既に一行には全くミスをする余裕がなかった訳で、いくらなんでもそれは都合が良すぎでは？
●関連作品●
『ポセイドン・アドベンチャー』('72)
『ポセイドン・アドベンチャー』('05)
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■DVD■
ポセイドン
ポセイドン 特別版