原題:The Others
2001年(米) 上映:1h44
監督:アレハンドロ・アメナバール
脚本:アレハンドロ・アメナバール(/原作)
出演:ニコール・キッドマン/フィオヌラ・フラナガン/クリストファー・エクルストン/エレーン・キャシディ/エリック・サイクス/他

1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は1年半前に戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという、ミセス・ミルズとリディア、そして庭師のミスター・タトルの3人が現れるが、それ以来屋敷では奇な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める。やがて、その"存在"は日々大きくなっていき、母子の生活はその見えない恐怖に支配されるようになっていく・・・。

非常に古典的なホラー映画だと思いました。つまり、ワッと驚かしたり血しぶきが飛ぶのではなく、じわじわと作品の雰囲気を味わう感じです。個人的に怖さはあまり感じず(この手の心霊系は食傷気味)、また、最後のオチにも大して驚かされませんでしたが、作品全体的のなんだかゴシックな雰囲気とN・キッドマンの美しさを堪能しました。

ただ、細かい部分には手が込んでいるのですが、肝心のストーリー(ドラマ部分)がかなりお粗末なのです。

全体的に「そつなく」まとめられ、割とあっさりと終わってしまったために、なんとなく物足りなさを感じ、観終わっても印象の残らない作品でした。

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