原題:Armageddon
1998年(米) 上映:2h30
監督:マイケル・ベイ
脚本:ジョナサン・ヘンスレー/ジェフリー・エイブラムス/スコット・マイケル・ローゼンバーグ
出演:ブルース・ウィリス/ベン・アフレック/リブ・タイラー/スティーブ・ブシューミ/ビリー・ボブ・ソートン/ウィル・パットン/他

テキサス州と同じ大きさの巨大なアステロイド(小惑星)が地球に向かって接近していた。その衝突は確実に地球を全滅させる。終焉へのカウントダウンは始まった。絶望的な時間との闘いの中、全人類の運命をかけてスペース・シャトルに乗り込んだのは、宇宙飛行士でも軍人でもなく、油田掘りのプロたち・・・。彼らに託された指命とは何か?果たして地球は滅亡を逃れることが出来るのか!?

地球に隕石衝突の危機というと『ディープ・インパクト』('97)(正確に言うとこちらは彗星ですが)を連想しますが、本作の方が数段面白かったです。と言うのも、『ディープ~』が様々な人間ドラマ等々色々と詰め込みすぎて中途半端だったのに対して、本作はあくまで「エンターテインメント」に徹していて、ド派手なSFXに加え、遊び心や笑いも結構詰まっています。

ストーリー展開がチョットくらい強引でも、設定的にかなりムリがあっても、米国至上主義的な演出が相当過剰でも、結局面白ければ良いのです。そう言う意味だと『インデペンデンス・デイ』('96)的な、何も考えず楽しむと言った類の作品です。特にオープニングの隕石落下シーンには、予告編で見ていたにも係わらず、度肝を抜かれました。状況はシリアスでも、展開は"マンガチック"。ナゼか某元アイドル/ママドルがチョイ役で出演しているのはご愛嬌。とは言え、登場人物達が感情移入できるキャラクターとしてきちんと描かれているので、単に騒がしいだけのパニック映画ではなく、ラストはそれなりに感動させられました。

余談ですが、同監督作品の『ザ・ロック』('96)に続いて、結婚式のシーンで終わってるのが面白いですね。

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