原題:Underworld
2003年(米) 上映:2h01
監督:レン・ワイズマン
脚本:ダニー・マクブライド
出演:ケイト・ベッキンセール/スコット・スピードマン/シェーン・ブローリー/マイケル・シーン/ビル・ナイ/アーウィン・レダー/ソフィア・マイルズ/ロビー・ギー/ウェントワース・ミラー/ケビン・グレイボー/他

吸血鬼<ヴァンパイア>の女戦士セリーン。ある時、彼女はヴァンパイアの宿敵、狼男族<ライカン>がマイケルという若い人間の医師を追いかけていることに気づく。セリーンは一族のリーダー、クレイヴンにライカンの不穏な動きを報告したが、彼はたいした問題ではないと片付ける。しかし彼女は、ライカンが良からぬ陰謀を画策していると直感し、マイケルの行動を追跡。そして、彼に直接尋問している最中、ライカンたちに急襲される。セリーンはとっさにマイケルを助けて逃走するが、その直前、マイケルはライカンのリーダー、ルシアンに肩を咬まれてしまう。それは、マイケルがほどなくライカンになることを意味するのだった・・・。

まず思ったのが「K・ベッキンセールってこんなにかっこ良かったっけ?」ということです。本作では漆黒の髪と全身レザーのボディスーツにロングコートでキメめてくれます。

作品全体の雰囲気はそのまま『ブレイド』('98)+『マトリックス』('99)で、ヴァンパイア映画というより、バリバリのアクション映画です。吸血鬼と狼男の一族同士の戦争に美人主人公、そして巻き込まれるハンサムな人間・・・設定はまるで一昔前の日本アニメです。ビジュアルは全般的にスタイリッシュでかっこ良かった(このジャンルでは定番)ですが、ストーリー展開がイマイチ練り切れていなくて少し物足りなさも感じました。もう一工夫欲しかったです。「究極の混血」はアイディア的には、まぁありがちですがOKとしても、あのデザインはイマイチです。逆に見た目は「普通の人間」の方が良かったのでは?続編も決定しているようですが、K・ベッキンセール目当てに観るでしょうね。

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