日本工業標準調査会(JISC)が、JIS L4129(子ども用衣料の安全性-子ども用衣料に附属するひもの要求事項)を平成27年12月に制定公示することが決定されました。

こちらは「案」の段階ですが、平成27年12月に制定公示されます。
JIS L4129

この「案」によると、
『衣料の後部から出す又は後部で結ぶ引きひも、装着ひも及び装飾ひもがあってはならない。』
とあります。

これは、
『過去のアンケートによると回答者の77%が「危険を感じたことがある」と回答しており、主な原因が「ひもの引っかかり」によるものでした。』
ということから、このように決まったそうです。







ウチで作ってる背守りTeeには、ほとんどのアイテムにモチーフから垂らした糸が付いてます。

汽車 紺黄九字 紺赤
メディスンホィール Plus背守り くま フェルト


これは、デザインの為ではありません。

この長く垂らされた糸には、ちゃんと意味があるのです。
当時は、万が一井戸・囲炉裏・便所(汲み取り)・用水路・堀・etc...へ落ちた時、守り神に引き上げてもらいたい・・という願いを込めて糸を垂らしてました。

現代では、そのような環境が少なくなりましたが、交通事故など、それとはまた違った危険な環境がある事は間違いないので『危ない所へ近づく前に引き止めてもらえるように』という願いを込めて付けてます。

そして、万が一の事も考え、この糸は簡単に外せるようにしてあります。
もちろん、ご購入の際に外すことも可能です。
オーダーの場合は、付ける・付けないはご依頼主さまにお聞きしてますが、今まで直縫い以外で付けなかったのは1枚だけと記憶してます。



先に述べた「子ども用衣料の安全性-子ども用衣料に附属するひもの要求事項」により、
「ひも」ではなく「糸」とは言え、これから作るものは「糸」は付けずに作成することになります。
現在、店頭にあるアイテムも、来年の12月までに外すことになってしまいます。


先人たちの知恵・その想いは残したいので、ご購入いただく際に、この糸の意味と安全性のことをお話しした上で、ご希望があれば取り付けるというカタチにしようか・・と考えてます。


子供の無事を願って付けていた「糸」が、危険防止の為に付けられなくなってしまう事・・・
この矛盾がもどかしく、現代の基準に痛感しております。













話は変わりますが、このような背守りTeeの簡易カタログを作ってます。

背守りカタログ Page.1
背守りカタログ 1


背守りカタログ Page.2
背守りカタログ 2


オーダー例
背守りカタログ オーダー例


各タイトルをクリックしてご覧下さい。(データ量が重いので表示まで少々時間がかかります)
商品名をクリックすると詳細が表示されます。



作ってみたのはいいけど、これをどうやって括用するかが問題・・・σ(^_^;) 汗

ダレカオシエテ!!




Mitakuye Oyasin 虹

(^O^)/~~ see you !

     

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