イタリアのISAIA(イザイア)のシャツを紹介します。

色も素材もカタチもつくりも美しいシャツですよ~

マジで参ってしまいます・・・

 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ

ISAIA(イザイア)は、伝統的なコダワリを入れながら服作りをしてるクラシコ・イタリアのブランドです。

ちなみに、LUIGI BORRELLI(ルイジボレリ)BALBA(バルバ)もクラシコ・イタリアのブランドです。

 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ

素材には、トリコロールカラーチェックの上質なコットンが使われてます。
手触りはツルツルかつサラサラのコットンローン、イタリアの生地だけに高級感があります!

柔らかいだけでなく、軽く握るとふわっと跳ね返すくらいハリもあります。
これは、糸も織りも良く、しわになりにくい証拠なのです。
そしてこのクラスの生地は、糊をつけてもバリバリになりません。

既製品でこれだけのクオリティー生地を使うのはスゴイですね!






コダワリは素材だけではありません!

今回は、その辺りを掘り下げて見てみましょう。

まずは、独自の袖付け。
 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ

デザインでギャザーを入れてるシャツは見かけますが、このギャザーはそれらとは違います。
簡単にいえば「ピッタリサイズが快適に着れて動きやすい為のシャツ」の仕立てです。
本来、シャツ生地は伸縮性がありませんから、アソビ(余裕)がなければスムーズに動けません。

縫い合わせ部分の長さは、1:1が基本ですが、このシャツの袖の縫い合わせは身体側1:袖側1.1~2くらい。
さらに、袖の方のアールが強めに裁断されてます。
シャツ生地はTシャツ素材と違って伸縮しませんから、縫い合わせは至難の業。
多少の歪みを強制的に縫い合わせる事はあっても、ここまでやってるシャツは珍しいですよ。
ここまでしなくとも・・・と思うのですが、ジャストで着るためには重要なポイントなのです。

平面の生地から立体のシャツを作っているのがよく分かりますね。


そして縫い合わせの1㎝くらい脇に縫い目が在るのが分かりますか?
これ、まつり縫い(手仕事)なんです。

裏返して見るともっと良く分かります。
 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ

ちなみに、LUIGI BORRELLI(ルイジボレリ)BALBA(バルバ)なんかもまつり縫いで縫製されてます。



スソの身返し部分
 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ
斜めにカットされてるのは、少しでもゴロつきを無くす為なのでしょう。
手間の掛かることをやってます。



袖身返し(カフス下)のカンヌキ止め
 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ
これもやってるシャツは少ないです。

ほんとにひと手間を惜しまず作られてるのが分かります。


両脇
 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ
ここもハンドステッチ(まつり縫い)
白に赤の刺繍もキレイです!



ボタンは肉厚4穴貝ボタン。
一番下のボタンだけ赤い糸で付けられてます。
 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ
ブランドがブランドだけに、イキですね~

大人の遊び心を感じます。





 ひとりごと-ISAIA Italy シャツ

今回のシャツはユナイテッドアローズの別注品。

エリ越が高いラウンドカラーに、背ヒダなし・ダーツなしのすっきりシルエット。

フロントの巾より背中の巾が小さいこともこのシャツの特徴です。
人間を(横にして)前後を分けてみると(上半身は)前の方が後ろ側より大きいですよね。
背中より胸・腹の面積が大きい事がわかります。
しかし、一般的には動きやすくするため、背中は横に広く裁断し、プリーツを入れながら縫製されてます。
前後同じか背中の面積を大きく作るのが一般的なのです。

なのに、このシャツは、背中の方が細く作られてる・・・
これも独自の、肩・袖の裁断・縫製があってのことなのでしょう。



ジャケットを着た時に歪みの出にくい立体シャツ。
クリーニング屋さん泣かせの3Dシャツと言ってもいいでしょう。


サイズは37。
スタイルに自信のある方、シャキっとハマりますよ~!






P.S.機会を見てLUIGI BORRELLI(ルイジボレリ)BALBA(バルバ)も掘り下げて紹介したいと思います。



(^O^)/~~ see you ! ぺこ

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