アシーク新聞 4月号より『Natsuko先生のヨガ講座』

すっかり春らしく、暖かな毎日が続いていますが、皆さん如何お過ごしでしょうか？
私事ですが、先日とても哀しい出来事がありました。
ダンサー時代お世話になった方が、３５歳という若さで亡くなった事です。

彼は生前
「健康診断、人間ドックの大切さを皆に伝えてほしい」
という意思があったそうです。
そのためご家族が、いきさつの詳細をメールして下さいました。
今回はその情報を抜粋し、彼の意思を皆さんとシェアしたいと思います(以下抜粋)。

要約しますと、遺伝する癌がある・ピロリ菌は胃癌の原因・ステージ4の胃癌は手術と放射線治療はできない・減糖食事療法と抗癌剤の併用は無理・運動不足が肺塞栓につながる可能性があるという事です。ステージ4の胃癌はすでに腹水がたまっている状態で、リンパに転移、また他の臓器に転移している可能性が高く、胃を摘出しても体力を奪うだけで、癌の治療にはならない。癌細胞が多数存在し、全体に放射線を当てる事はできない為、放射線治療もできませんでした。２年前の胃カメラでは、兆候は全くありませんでした。1年位前に胃カメラを実施していれば、早期発見で方法もあったかもしれないと言われました。但し、バリウムでは初期の癌は発見できないとの事でした。胃癌を早期発見するには、胃カメラしか方法がないそうです…(以上抜粋)。

仏教の教えでは、全ての人が逃れられない８つの苦悩があると言われ、その１つに
愛別離苦…親や兄弟、恋人など、どんなに愛していても、いつかは別れねばならない苦しみ。という教えがあります。
毎日一緒にいる家族に感謝して「ありがとう」と伝えましょう。
大好きな人とともに過ごす「時間」を大切にしましょう。
皆に等しく訪れるお別れの時、出来るだけ悔いが残らないように…。