今日はジョイセフさん主催勉強会!IPPF(国際家族計画協会)東・東南アジア・太平洋地域事務局長のノラ・ムラットさんから、フィリピンの台風被災と家族計画協会の対応についてお伺いしてきました!

女性リーダーのための勉強会という主旨で、素敵な白金台の会場での勉強会!
女性誌の編集・ライターさんをはじめとするメディアの方、広告会社の方、なんと2010年ミスインターナショナル日本代表の金ヶ江悦子さんの姿も!(←ザ・ミーハー)

写真右がノラさん。
中央が通訳さんで、左がジョイセフの石井理事。

ノラさんによると、11月20日のハイヤン直撃後、今回の台風でフィリピン国内の広大な地域に甚大な被害があったことは皆さんもご存知かと思いますが、2.5万人近くの妊婦さんにもその影響を受けたそうです。
フィリピンの現地NGO(フィリピン家族計画協会:FPOP)との協力のもと、台風被害にあった妊産婦と小さな子供のケアを行っています。情報提供の他、キットの配布、妊婦さんの病院への搬送と医療サービスの提供などだそうです。


ユースボランティアのスタッフと、ボランティアのドクターが協力して産まれたばかりの赤ちゃんをケアしている写真。

そして中にはバカンス中でたまたまフィリピンに立ち寄ったという世界各国のドクターがそのまま被災後のケアを行っているんだとか!
現地ではコーディネーターや助産師さんも活躍しているそうです。

フィリピンの台風の被災後、26歳で6人目の赤ちゃんを産んだママもいるというエピソードを聞いてびっくり!叫び

いなかの方になると、その年齢でその子どもの数は普通のことだそうだけど、この状況で自分ひとりの面倒見るのも大変だろうに、6人の子どもの面倒を見るなんて、もはや想像ができない!!

被災後の現地の状況として、キレイな水不足、シェルター不足、薬不足。
劣悪な環境の中で、東日本大震災の時もそうでしたが、性暴力もあるそう。

フィリピンの家族計画協会では避妊具の入ったキットを女性に配布したりしていますが、保守的な地域では、ユースボランティアをうまく使って家族計画の支援をしているんだとか。

フィリピンの台風被害に対し、日本にいる私達ができることは?という問いに対し、ノラさんからは、「被災から時間が経つと、どうしても気持ちが薄れていってしまうが、関心を持ち続けてほしい」ということ。

JOICFPでは、チャリティーピンキーリングの販売(450円中、200円が寄付)や募金も行っています!
http://www.joicfp-shop.com/item/cp/pinky_ring_45th.htm
http://www.joicfp.or.jp/jp/2013/11/15/20892/


キレイな水が足りない、と聞くと、たとえばボルヴィックから普通より50円高いペットボトルだけど、その分の水をフィリピンに届ける、みたいなプロジェクトがあれば大人買いするんだけどな。支援者の欲求をある意味満足させる寄付のデザインがこれから求められるんだろうな、と思いました。

その場合は、支援者となる人のターゲティングと、その人がよく買う商材で、ブランドスイッチングがしやすいもの、成熟した市場でシェアNo.2~5くらいの企業への提案力や巻き込み力がNPO、NGOにあると強いね。私がやりたいところはここなんだけど!

支援のためには、忘れないこと、巻き込むことが大事だなと改めて思った勉強会でした。