Team Serpent:
977の新しい特徴を説明してくれる?
マイケル:
まず、ドライビングが楽になるようなジオメトリーを採用しているよ。
それから今まで以上の低重心可と、重量配分を再考したことで
より速く走ることができるよ。各部をよくチェックして、ちょっとした
部分でも性能向上につながるように考えているよ。
例えば、977ではブレーキディスクがリアアクスルにマウントされているんだけど、
これは重量物の回転エネルギーの低減を狙ったものなんだ。
2スピードシャフトはリアアクスルの約2倍の速さで回転しているだろ?
重量のあるものを速く回転させるためには、より大きなエネルギーが必要だからブ
レーキディスクを2スピードシャフトからリアアクスル上に移すことでこの回転エネ
ルギーの低減につなげたんだ。ほんの些細なものだけど、加速時のアドバンテージ
になるよ。
また、それぞれのコンポーネント(パーツ)の組み換えを簡単にしたかったんだ。
リアベルトの交換なんかは超簡単になっているよ。それと調整箇所についても必要
の無い部分については極力排除したよ。リアアップライトの取り付け位置は一箇所
だけだし、ダンパーステイもフロントは2箇所、リアで3箇所だけだよ。自分の意見
なんだど、それで十分なんだよ。実のところステアリングブロックにはセッティン
グ箇所をひろげてキングピンアングル、トレール、オフセットといった部分をパー
ツの強度を低下させることなく調整可能としたよ。
それから今回は先にも述べたけど、フレックスシステムというものを採用している
んだ。オプションなんだけど、たった一本のネジを締めたり緩めたりすることで剛
性を変えられるようにしているんだ。もうひとつのオプションとしてホイルカバー
があるんだけど、これはフロントのダウンフォースを増加させる効果があるんだ。
Team Serpent:
966で使用していたパーツとの互換性は?
マイケル:
ドライブシャフトやホイルアクスル、トランスミッションパーツなどは共用だよ。
ただ、2スピードシャフトは違うけど。
あと、バンパーとボディマウントアームが共通だよ。
決して多くはないけどね。
Team Serpent:
どこで開発テストをしてきたんだい?誰か他にもドライブした人はいる?
マイケル:
最初のテストはオランダのアペルドーンでやったよ。
それから、ヴァレンシアでいくつか変更した部分のテストをしてデータを
集めたんだ。
Paolo Morgantiもアメリカのフロリダでかなりのテストをして、実際これで初めて
参加したレースで彼は優勝したんだ。
Alessio Mazzeo もイタリアで試したしよ。Mark Greenもテストしたかったんだけ
ど、天候が悪くて・・・。
Team Serpent:
977で参加する最初のレースは決まった?
マイケル:たぶん、フォートマイアースで開催される
ウィンターナショナルになるんじゃないかな。
Team Serpent:
今後を左右する上で、今年もっとも重要なレースは?
マイケル:
少なくとも今言ったフォートマイアースでのレースはオフィシャルプレゼンテーシ
ョンになることは間違いないね。それからユーロ、そして日本で開催される世界選
手権が楽しみだよ。
Team Serpent:
ありがとう、マイケル。ウィンターナショナルと、今年のレースでの幸運を!
※このインタビューは2月にTeam Serpentによって作成されたものです。
その後、インタビュー内に出てきたウィンターナショナルにおいて、Paolo Morganti選手が977で参戦し優勝を遂げました。
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