読書感想文「おべんとうの時間2」阿部了


おべんとうの時間 2 (翼の王国books)/木楽舎
¥1,470
Amazon.co.jp

待ちに待っていた「おべんとうの時間」の

続編(?)が出ました!


この本は、普通の人のお弁当とその物語を

ただただ綴ったエッセイで、

ANAの機内誌に掲載されているものです。


カメラマンの阿部了さんと奥様と娘さんが

日本全国を旅しながら、

阿部了さんが写真を撮り、奥様がインタビューする

という構成になっています。



料理研究家などプロの飾り立てたお弁当じゃなく、

いろいろな職業の人の本当のお弁当が見れて

人のお宅にお邪魔した時のような感覚になれるんです。


インタビュー内容は、お弁当をとっかかりにしながら

奥様との馴れ初めだったり、仕事についてだったり

昔の思い出だったりと食べ物から人生が伺えるのも

かなり面白いんです。


あと、前作の「おべんとうの時間」もそうだったんですが、

今作の「おべんとうの時間2」でも、

ANAの飛行機に乗った時に見た回のものが

あったんです。(当たり前か・・・)


その回は、行きも帰りもじっくり見たので

内容も覚えているんですけど、この本で

その回を読んでると、その時の旅行の思い出が

よみがえってきて、なんだか切ない気持ちになりました。


行きの飛行機は、旅の始まりでワクワクして

帰りの飛行機は、旅の終わりで切ない気持ちになる。


でも、そういう切なさって、帰ってしばらくすると

すっかり忘れてしまうものなのに

この本のその回を読むとフッと思いだせるんです。



お弁当についても、誰かの人生についても

いろんな職業についても、興味を満たしてくれるだけじゃなく

他にも私に与えてくれる本です☆


あ~~、旅したい!!(ANAで、笑)