2007-02-04 18:18:16

飛鳥開発完了宣言 (決定版「飛鳥」&「飛鳥123」公開)

テーマ:ブログ
        飛鳥、ついに完成です!!

バージョンは飛鳥-21世紀341と飛鳥123-21世紀341になっていますが、
これが「飛鳥カナ配列」の標準の「飛鳥」と「飛鳥123」の完成形です。

では、発表します。



飛鳥341決定版

      (全体を見るには、画像を左クリックしてください)



飛鳥123決定版
      (全体を見るには、画像を左クリックしてください)


ホームを外した左人差し指領域と左右の小指領域という、出現率が1%未満の
カナの入れ替えなので98%は同じです。飛鳥人なら乗り換えは容易な筈です。

で、よく「飛鳥の右小指の負担は多過ぎる」と言われます。

本当にそうでしょうか?

確かに、飛鳥の右小指領域には「たさでほろげめぼぶぞほoごぇ」
と、13個ものカナが存在します。

しかし、飛鳥の右小指の負担は8.40%と、カナが「んっひoぇ」のたった四個しか
載っていないニコラの右小指の使用率より、1.8%ほど小さくなっています。

Pを薬指打ちにすれば、飛鳥の右小指の負担は更に1%低くなります。

打ちにくいとされるQなど、飛鳥は確かに「ふoひoざ」と三個のカナが載っています。
しかし、ニコラではカナは「ぁ」のみです。ところがQの使用率となると、ニコラは
「。」がQにあるために2%近くに達します。ところが、飛鳥では0.29%に過ぎません。

要するに「カナが幾つその指の領域やキーにあるか」ではなくて、そこに
あるカナや記号の出現率の合計が、指の負担を考える際には重要なんです。


では、今回の変更の理由の解説をします。

前回の340と今回の341の123版の画像を並べて表示します。



340~341
   (341のは、今回移動したカナ 全体を見るには、画像を左クリックしてください)



まず、P表に出現率が高い(0.68%)方の「ぶ」が戻った理由です。
これは、前にQ表に「ば」を乗せたら小指が辛くなった理由と同じです。

ただ以前飛鳥スレでも、「@がPより打ち易い」ことが話題になっていました。

それは確かにそうなのです。Pは薬指が邪魔になるのでJを中心に手首を
回転させて打つ必要が、多分指が細い女性などは別としてあるからです。

(ただ、これはホーム死守の親指シフトの指の置き方で、元々上段の使用率がホーム段の
 使用率より高いローマ字では、右手は多くの場合上段近くにあるため事情は異なります。)

しかし、そういう打ち方をするしかないPは「指を痛めない打鍵に必要な曲がり」が
確保されるので、やはり小指が伸びきる@よりは「良い場所」なのです。
少々打ちにくくても指には優しいからです。

また、私のようなヘビーユーザーには、必殺の「P薬指打ち」という手が
Pの「ぶぞ!」に使えるのもメリットです。

ただし、今の私はヘビーユーザーですが、考えたら飛鳥を作り始めて三ヶ月くらいしたら、それまで
やったことのないPの薬指打をやっていましたから、あれはそれほど大したテクではありません。
せいぜい、親指シフトの初級の真ん中へんのレベルと言えるでしょう。


何しろ、右薬指はその負担能力より大分使用率が低くなっていますから。
(まあ、右の薬指は色々負担率を上げようとしてきたのですが、頻出す
 る言葉の運指とかが悪くなるので、今の状態になっているんです。)

340でQは小指が伸びるから良くないとして、Qの表に「ひo」を持ってきたのに、
右ではそうしなかったのは、右の指の強さを過信していたからです。

ここまで相当量の評価打鍵したら、やはり@に「ぶ」を置いたために
右小指に負担感が多くなったので、こう変更しました。

(ただ、打鍵量によっては「ぶほo」を入れ替えた方がいいかも知れません)


Q表逆には以前、「ほo・ぇ」などより出現率の高い 」) を置いていました。
それでも大丈夫だったのは、括弧類が「速く打とうととしても打てない記号」
だからです。その理由は以前の記事で何回か書いたのでここでは簡単に書きます。

つまり、「や(で始める時は、括弧を打って具体的に囲まれる中味を考えますから、
間があきます。また、閉じる時もそのあとどのように続けるかまでは頭にないので、
括弧で閉じるのに急ぐ気に慣れません。
また、括弧の前後にどのカナが来るかは決まらないので、括弧を含む一連の
打鍵が「運指として」記憶されることもありません。

このような理由で括弧はゆっくり打つので、以前の飛鳥の Q@の位置でも
小指には負担が小さかったのです。

しかし、前回からの変更で、Q@には言葉の運指になるカナがのったので、どうしても
高速打鍵になってしまいます。ですから、それを前提にQ@の、特に表と逆には出現率
の低いカナを置かないと、左右の小指が大量打鍵の人では痛めてしまうのです。

この辺は、早く打ち終わりたい句読点と括弧類とでは大きな違いがあります。

句読点は、打った後は休めますが、句読点を打つまでは、もう書くことも頭
にあるので猛烈に速く打って終わりたいのです。また、語尾は極めて数が
限られている為、例えば「でしょう。」と打つときは、「で」を打った段階で、次の
「しょう。」は分かりきっているので、「。」に向けてどうしても高速打鍵になります。

また、そう打ったほうが発声とも一致し、気分がいいものです。ダダっと打ち終わった
後で、どうせゆっくり休めますからね。

ですから、句読点の後に何がこようとも関係はないのですが、前
のカナと句読点の連接が打ち易い運指であることが重要なんです。

ということは、句読点をニコラのように元々打ちにくいQ@なんかに乗せるのは
論外なんです。句読点までは速く打ちたいのに、速い打鍵は強い打鍵なので、
頭の中のリズムとは無関係にゆっくり弱い小指に優しく打たないといけません。

飛鳥の,.の逆が両方とも強くて速い右の中指と薬指なので、遠慮会釈なく
強く速く打てるのとは対照的です。

また、前の変更の理由で書いたことにも係わらず、「ぼ」は以前の
/裏に戻しました。詳しいことは書くのが面倒なので。。。
「アタマが指さんにそう命令された」と言っておきましょう。。(^^;;

「ほo」が@表になったのはやはり、はo行の発音の勢いと、指が伸び切る
場所(エイヤッ領域?)であるQR@とは、発声と打鍵が一致するからです。

勿論前提に、はo行は出現率が低いということもあります。

QZの裏同士の「はoふo」の入れ替えは、一つは「はo」=0.13%
「ふo」=0.03%と四倍の差があるので、打ち易い下段のZ逆の方
に出現率の高い「はo」を置きました。

しかし出現率がこのクラスでは、むしろその理由より、「はo」の方が「ぷ」
より日本語表現で多く使われるから、打ちやすい方に「はo」を置いたのです。

つまり、「一般・立派・やっぱり・突破・電波!」などの方が、
「一風(変わったとしか接続しない)、突風(気象関係のみ)」
とかにしか日本語では使われない「ふo」より良い位置に置くと
全体の打鍵感が落ち着きます。

また、指に曲がりが出るので指に優しいZの方に強く打ちがちな
出現率の高い「はo」をZ逆に持ってくる必要があったのです。

また、G表には「ぎ」が復活しました。

これは、左人差し指の痛みの原因の多くがV裏の多用だった
ことが分かったので、V裏に0.17%の「び」を持ってきた
ことで、左人差し指の負担能力に余裕が出たからです。

「み」がV表に今回置けたも、その余裕のためです。

以前から、Z表の「み」は左小指の負担が少し多く、
0.2%位はZの使用率を下げたいと思ってきました。

そこで、V表にもう少し負担させられることが分かったので、Z表
から0.61%の「み」をどけて、0.39%の「ば」を持ってきました。

こういう風に、気楽に「ぶ・ば・ぼ」等が動かせるのは
清濁異置の飛鳥ならではのメリットです。

「ぶ・ば・ぼ」は最近は随分動かされましたが、清音の方の
「ふ・は・ほ」は微動だにしてませんからね。




で、飛鳥の開発完了を宣言する理由です。

それは、私の能力と残り少ない日々では、もうこれ以上打ち易くも
指に優しく配列するのも不可能になったからです。

つまり他のもっと頭のいい人達や、大きい組織が数年掛けて開発したら別なのかも
知れませんが、少なくとも私の中では今回のバージョンが「究極の配列」なんです。

ただ、指の移動量とか、ホームキーの最大活用はし尽くしていますから、そういう
大規模な開発がされたとしても、打鍵効率の向上はもう5%も望めないでしょう。

そうなると、それこそ数%の効率アップのための、全面覚え直しになりますから、
「覚え直しのコスト」が発生します。そうなると、案外飛鳥は長持ちするかもしれません。

とにかく開発期間が長いのは、やはり必須です。とは言っても、この前の括弧の移動を前
世紀にやっていたら、開発期間は半分くらいとかで済んだはずなので後悔しきりですが。。。

まあ、後悔先に立たずなので、それは仕方ないとして、今までよく、
「そうコロコロと配列が変わったら普及しない」という声がありました。

しかし、配列が二十年以上固定されているも同然のニコラが普及したと
言えるでしょうか?
その普及のために、飛鳥などとは比べ物にならない大金と人材をそそぎ
込んだにも係わらず、衰退の一途なのではないでしょうか?

飛鳥もネットに登場して、もう随分になります。

確かに、その渦中にいるときは、その数年間は大した時間のように思えます。

しかし、時間というのは過ぎ去ってしまえば、飛鳥の八年でも、江戸の三百年
でも「アッという間」なのです。
問題は、個人にとっては短くないその間に何をするかなんですね。

で、マイナー配列で言っても、ここ数年殆ど変化がない月配列はどうでしょうか。

皆さん若いためか、人は死に、また生まれるということを殆ど考えていないようです。

また、自分が生きている今とそれまでの数年がすぐに「過去」になることも、
殆ど考えていないようです。そこだけ例外的に重要と思えてしまうのです。

しかし、ニコラでも月でも飛鳥でも、初めて触れる人には、それまでの開発
期間や、そこに辿り着くまでに作られた配列の数の多寡は関係ありません。

とは言っても試行錯誤の多さは、やはり打ち易さに比例するのです。そうだ
としたら、大量の試行錯誤と思考の結果できたものの方を選択するでしょう。

また、配列関連でいつも前提とされるのは「乗り換えの容易さ」です。

しかし、ここで忘れられているのは乗り換えることの必要がない
「初めて日本語入力する人達」、つまり多くは子供達のことです。

初めて日本語入力する人達にとって、過去の開発段階でいくらコロコロ
配列が変わったとしても、何の問題もありません。むしろ、そこまで試行
錯誤して作られた最終形を使えてラッキーだと思うでしょう。

私は、子供を教えることが多かったためか、飛鳥はまず子供たち、
つまり次の世代のためなんです。
(私の文体が時々小学校低学年向けになるのもそのためみたいです。)

乗り換えの容易さなんて私にとっては、またこの国の未来にとっても
大した問題ではありません。今ローマ字などで打てている人は、厭なら
乗り換える必要はありません。やりたければやればいいのだけの話です。

(勿論、子供たちに届くためには一定量の大人のユーザーが必要なので、それを忘れて
 いるわけではありません。しかしそれは「戦略的」なことで、いわば枝葉なんですね。)


ですから、皮肉ですが、私はこれを読んでいる方達を余り対象にはしていないのです。

特に、読み物とかツッコミ所を探す材料として、一年以上も飛鳥を試すこともせずに
ただ読んでいるだけの人はそうです。

で、配列がコロコロ変わっていったことは、同じ教師がする授業が毎年変わって
いくことと似ています。
つまり、ある学年を教えた後で、「これはこうやった方が分かり易い」と反省した
としても、もう生徒達は次の項目に進んでいます。

では、そういう反省をするのは無駄かというと、一つ下の学年以降を教える時に
役立つのです。(時間が掛からないものなら、その学年にも教えられますが。。)

「そんなの不公平だ!」と言われても、人生不公平の塊りです。

それが厭なら、教師なら何の工夫もない十年、いや百年一日の授業をするしかありません。
生徒はそんな詰まらない、役に立たない授業を押しつけられることになります。

入力なら百数十年以上前のローマ字とか、大正時代にできたJISカナ配列を
使い続けるしかないのです。

自分が変わるのは面倒だと新しいものを拒否するのは、一向に構いません。

しかし、次世代にまで自分の不便さを押しつけるのは、自己中の極みです。

地球温暖化や、国の借金や少子化のツケを次世代に押しつけるのと同じです。

まあ、私の前後の二十年位の世代は最も傲慢で自己中の世代だったのは
確かでしょう。人類史上どころか、地球の生物史上最も地球環境を傷つ
けてきたのは私達の世代の人類だからです。

私は、配列という細かい領域で、その世代の人身御供の一人と
して、罪ほろぼしをさせられる運命であったような気がします。

少し、重複する部分が残っているのは、推敲の時間がないためで
読みにくいと思います。しかし、大体のことは伝わったと思います。

あと、今(貼付時)チェックしたら、最も熱心な飛鳥ユーザーであり、配列批評家?のyfiさんの
ブログの今日の記事で、私の開発法をかなり評価した記事を書いて頂いていました。(リンク

実は、私も色々な肉体作業の現場に行くと、初日でも効率の悪い作業手順に気付いて
「こうすればいいのに」とよく思います。ただ、新米が提案すると怒鳴られるのが落ち
なので、自分がその作業をやるときだけ密かに楽になるやり方をしますが。。(^^;;

何か自分でも、そういう改良を思いつくのが得意とは思っていたのですが、
なるほど、「作業手順設計者」という職域があるんですか!

確かにトヨタのカイゼンなんかは有名ですからね。
少なくとも打鍵手順設計者よりは食えそうだ。。(^^;;

それはともかく、飛鳥開発の完了日にyfiさんがこのような記事を書いてくれていたのも、
偶然とはいえ、何か運命的なものを感じます。yfiさん、長い間有り難うございました。


ではでは。。。(^^)/~
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